日本での生活を便利にするためにも銀行口座の開設は必須と言ってもよいでしょう。社員やアルバイトとして得た給与は銀行振込が一般的ですし、電気代や水道代等の光熱費や携帯電話の料金のほとんどや、家賃やクレジットカードの利用料金等の支払いも銀行口座を通じて行われています。
ここでは外国人が日本で銀行口座を開設する時の注意点やおすすめの銀行を紹介していきます。
■口座開設の条件
観光ビザなどの短期滞在(90日以内)の非居住者の外国人は、日本で銀行口座を開設することができません。また、在留期間が6カ月未満の方は非居住者とみなされるため外国への送金ができる普通口座を作ることができません。
そのため在留カードをお持ちの方でも残存する在留期間が短い場合には、在留期間更新後に口座開設を行うことをおすすめします。
■口座開設時に必要なもの
①身分証明書:有効期限内の在留カード、特別永住者証明書、パスポート、健康保険証など
(社員証や学生証をお持ちの場合は持参をおすすめします。)
②現住所の確認がとれるもの:電気・ガス・水道等の公共料金の請求書や領収書の原本、または住民票
③印鑑:作るのは面倒ですが、英字やカタカナでも作成することができます。ただ印鑑は徐々に廃止の方向にあり、印鑑不要のオンライン申込が可能な銀行もあります。
④連絡可能な電話番号:必要に応じて銀行が本人に連絡できる電話番号
■外国人の口座開設におすすめの銀行
①ゆうちょ銀行
【おすすめポイント】
・他の銀行は普通口座の開設条件を滞在期間6カ月以上としてる中、ゆうちょ銀行は3カ月以上としていること
・申込書は中国語をはじめ16言語に対応していること
・印鑑不要でサインでの受付が可能であること
下記のボタンをクリックして中国語(簡体)または中国語(繁体)を選択すると口座選択画面に移りますので、総合口座を選択して申込書作成画面に必要事項を記入・印刷の上、上記の「口座開設時に必要なもの」と一緒にお近くのゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口へ持参すれば、口座開設の手続きが行えます。
ゆうちょ銀行口座申込サイト(中国語選択可)
②GMOあおぞらネット銀行
【おすすめポイント】
・口座開設手続きはネット上ですべて完結(書類の郵送や窓口での手続きは不要)
・全国のセブン銀行、イオン銀行のATMが利用可能(利用実績に応じて月2~15回の引出手数料が無料)
・口座開設時にVisaデビット付キャッシュカードが発行されるため、クレジットカードがない方でもキャッシュレス決済が可能
・提携する海外送金サービスを利用することで、格安な手数料での海外送金が可能
下記のURLから中国語(簡体字)の口座開設申込フォームに必要事項を記入し、本人確認書類をアップロードすると、審査通過後に指定の住所(簡易書留が受け取れる住所)にキャッシュカードが届きます。
GMOあおぞらネット銀行口座申込み(中国語)