最近はリモートワークも増えていて、本業とは別に副業を始めている人も増えています。
また、バイト感覚のリモートワークで自分のスキルや経験を活かした仕事を始めているフリーランスや学生、主婦の人もどんどん増えていますが、あなたはそんな仕事を始めたいと思った事はありませんか?
今回は「何か自分のスキルや経験を生かした仕事ができないかな?」と考えている人向けに、個人で副業を始める時に注意するべきポイント、副業の一例としてのクラウドソーシングの説明、クラウドソーシングで有名な会社の1つであるランサーズについて詳しく紹介していきます。
日本に住む外国人の方々も、母国語(日本人にとっては外国語)や在日外国人であることを活かしたクラウドソーシングの仕事をやっている人は多いんです。
それではさっそく、個人で副業を始める時に注意するべきポイントから見ていきましょう。
個人で副業を始める時に注意するべきポイント
ここでは、既に本業がある方が個人で副業を始める時に注意すべきポイントを説明します。
副業の契約書を慎重に確認する
アルバイトやパートとして雇用される方、業務委託として仕事を請け負う方は、雇用主や取引先と契約書を結びます。
口頭で説明するため契約書は交わさないという雇用主や取引先もいますが、契約書はトラブルが発生した時の法的証拠になるため忘れず締結しましょう。
契約を結ぶ時は、契約内容に不審な点がないか確認する事が大切です。
報酬金額、支払方法、業務上の経費などのお金に関わる事はトラブルになりやすいので、必ず内容に納得した上で契約してください。
競合他社での副業は避ける
本業と同じ、もしくは似た業種で副業する時は、副業先の業務内容が本業の競合になるかどうか確認する事が大切です。
ほとんどすべての会社では、社員が競合先で副業することを認めていません。本業への裏切り行為に繋がり、情報漏れのリスクが高まるからです。
競合にならない場合でも、同業種での副業を認めていない事もあるため注意が必要です。
スケジュールを上手に調節する
本業に支障が出ないようにスケジュール調整することが必要です。
副業が多くなっていくと自分の休みの時間も減ってしまいます。
そのため、自分の体力を把握した上で、本業や自分自身の健康に悪影響が出ないように業務量やスケジュールを調整しましょう。
スケジュール通りのサービスが提供できなくなると、本業でも副業でも評価が下がってしまいますので十分に気をつけてください。
年間20万円以上超えたら必ず確定申告をする
収入が年間20万円以上になったら、必ず確定申告をする必要があります。
副業の収入が年間20万円を超える場合、翌年の2月16日から3月15日までの間に本業と副業の源泉徴収票を用意して税務署で確定申告をします。
申告書の作成や申告は、国税庁のホームページからできるので、事前に手順を確認しておく事をおすすめします。
年末調整や源泉徴収票の書類処理に注意する
ちょっと面倒な話になりますが、本業が別にある方の場合には、年末調整や源泉徴収票の書類処理にも注意する必要があります。
年末調整
年末調整は1年間の所得税を精算するために行うものですが、一般的には、勤務先から給与所得者の扶養控除等(異動)申告書や給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書を受け取り、必要事項を記入して提出しなければなりません。
しかし、年末調整は1ヵ所でしか行えないので、ここが注意のポイントとなります。
2ヵ所以上で年末調整を行ってしまうと、課税が重複してしまう可能性があるのです。
2つ以上の会社に勤務している場合は、収入が多い勤務先で年末調整をおこないます。
源泉徴収票
また、副業をする時は、源泉徴収票の処理にも気をつけなければなりません。
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書を提出しない場合、源泉徴収税額表の処理は、乙欄の記載内容に基づいて行われます。
そのため、副業の勤務先には源泉徴収税額表の処理に乙欄を適用する事を伝える必要があります。
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングとはCrowd(群衆)と Sourcing(業務委託)を組み合わせた造語です。
仕事を発注したい企業や個人が、インターネットを通じて不特定多数の人々に仕事を依頼したりアイディアやデザインを募集したりするためのWEBサービスの名称であり、副業の一形態としてとても人気のあるサービスです。
クラウドソーシング会社として有名な企業としては、ランサーズ、クラウドワークス、ココナラなどがあります。
在日外国人は日本人向けにどんなサービスを提供しているの?
やはり一番多いのは、母国語を活かした翻訳や通訳のサービスです。
他には留学や旅行の相談、SNSを使った外国人向けの宣伝やECサイトへの出店・出品サポートなど、いろいろなサービスを提供しています。
例えば在日中国人なら、微信や微博、小紅書などの登録・宣伝サポートや淘宝への出品サポートなどをやっている人もいますが、まだまだサービス提供者は少ないようです。
ココナラやクラウドワークスのサイトからキーワード検索(例えば、「中国」で検索)すると、その言葉に関連したサービスがずらりと並びますので見てみてください。「これぐらいなら自分にもできるよ」という仕事が見つかるかもしれませんよ。
ランサーズとは?
特徴
ランサーズの特徴は、日本最大級のフリーランスタレントプラットフォームで、高いスキルを持った人が在籍していることです。
たくさんの人が在籍しておりスキルレベルの幅も広いため、単純作業から長期案件などの高単価の業務まで、幅広い仕事の依頼が集まります。
ランサーズでは、自分のスキルを活かして様々なサービスを販売できます。
登録方法
ランサーズの登録方法は以下の通りです。
①ランサーズのページにアクセス
まずはランサーズのサイトにアクセスして、「プロフィール登録(無料)」をクリックする
②メールアドレスを登録する
Googleアドレス、Yahoo!アドレス、Facebookアカウントなどで登録できます。
上記のアドレスで登録する場合は、元々のパスワードを再利用するので、別途パスワードの設定をする必要がなく楽です。
登録したメールアドレスには、その日のおすすめの仕事情報やクライアントからのメッセージ通知などのメールが届くので、仕事用のメールアドレスを登録するのがおすすめです。
③メールアドレスの認証
メールアドレスの登録が終わったら、メールアドレスの認証をするので、受信メールボックスを確認してみて下さい。
メールが届いてない場合は、メールアドレスを間違えているか迷惑メールとして受信ボックスには届いていないなどの可能性があります。
④メールアドレス認証を完了するをクリックしてここまでの手続きは完了です。
⑤ユーザー名とパスワードの設定
・ユーザー名
ランサーズにログインする時に使用する名前です。
ユーザー名は自由に設定できますが、ユーザー名はあとから変更できません。
クライアントとやりとりする時のライター名(ハンドルネーム)とは違うので、深く考えずに登録しましょう。
報酬システム
ランサーズでの報酬は、基本的に仲介役のランサーズに「エスクロー預かり」の形で仮払いします。
依頼には大きく分けてタスク、コンペ、プロジェクトの3種類があり、それぞれ報酬が支払われるタイミングが変わります。
タスクは、日雇いの仕事のような単発の簡単作業が多いです。
作業済みの仕事が承認されると報酬が支払われますが、数百円の作業が多いので副業には向いていないかもしれません。
コンペは、コンテストのように、完成した作品を募集する形式です。
募集が終わって当選作品を決めた時点で、当選者に報酬が支払われます。
プロジェクトは、入札のように、仕事の発注先を決めるための依頼形式です。
見積もりや自己アピールなどの提案を募集し、気に入ったワーカーを当選させてプロジェクトを開始します。
作業や納品が終わって納品物に同意した時点で報酬が支払われます。
支払い確定処理されるまでは、仮払い報酬はランサーズ社が一時的に預かる形になります。
報酬の振込日は、15日と月末で、未出金の報酬の合計が3000円以上であれば、自動で振込登録がされ、15日締めの場合、当月末日締めの場合、翌月15日に登録されている口座に振込されます。
【後編】につづく
今回はここまでの説明となりますが、この記事は前編・後編に分けての掲載を予定しております。
次回は後編として、クラウドワークスとココナラについて詳しくご紹介していく予定ですので楽しみにお待ちください!