冷え性や生理痛、貧血は、女性を悩ませる代表的な症状です。そして、これらの改善を目指すためには医療機関を受診するというのもひとつの方法ではありますが、できることなら医薬品に頼らず、自然に体質改善を目指したいですよね。こちらでは、冷え性や生理痛、貧血におすすめの食品や健康食品をご紹介していきます。
■辛い冷え性には身体を温める食品が◎
季節を問わず手足が冷たいという方は、慢性的な冷え性になっている可能性が考えられますので、このような方は、努めて身体を温める食品を摂ってみましょう。
身体を温めるものとしては以下の食品が代表的です。
①唐辛子
唐辛子に含まれるカプサイシンという成分には血行を促進する作用があり、冷え性の改善に役立ちます。ただし、唐辛子は刺激物ですので、あまり摂りすぎないように注意してくださいね。
◎日本最古のまぼろしの唐辛子「香川本鷹」
香川県の手島で栽培されている香川本鷹は、400年前の朝鮮出兵時に豊臣秀吉から伝えられたといわれる日本最古の唐辛子です。一般的な唐辛子と比べて１.５倍ほどの大きさがあり、辛味成分であるカプシノイドの含有量も「鷹の爪」の約４倍と辛味と豊かな香りが特徴です。生産農家もわずか数軒のとても貴重な唐辛子です。
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②ココア
ココアの原料であるカカオ豆に含まれるテオブロミンという成分には血管拡張作用があり、手足の冷えの軽減に役立ちます。また、カカオポリフェノールにはつよい抗酸化作用があり、動脈硬化を防いだり肌ダメージを抑える美肌効果もあります。さらにピュアココアにはごぼうの4.2倍の食物繊維も含まれており、善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれるカカオプロティンとともに便秘の改善にも効果があります。毎日ココアを飲むなら、糖分が含まれていないピュアココアがおすすめです。
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③ニンニク
ニンニクに含まれる香り成分のアリシンはそれ自体にも新陳代謝を促進して血行を良くする効果がありますが、加熱するとスコルジニンとアホエンに変化します。スコルジニンには末梢血管を拡張する作用があり、アホエンの血液サラサラ効果も加わって、冷え性改善が期待できます。
ただし、ニンニクは一度に大量に摂るとお腹が緩くなることがありますので、食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
◎まぼろしの生ニンニク
みなさんがスーパーなどの店頭で見かけるニンニクは、貯蔵のために収穫後すぐに乾燥させてある程度水分を飛ばし、発芽を抑制するため熱処理を加えたものですが、収穫時期（６月下旬～）のわずかな期間だけ生のニンニクが流通します。風味豊かでみずみずしいニンニクは味わいが全然ちがいますよ。
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④ショウガ
ショウガには、冷え性に効果がある成分として、ジンゲロールとショウガオールの２つがあります。ジンゲロールは生のショウガに多く含まれており、末梢血管を拡張させ血流を促進して体を温めますが、解熱作用があるためもともと体温が低い方には生のショウガは不向きです。一方、ショウガオールはショウガを加熱することで増す成分ですが、燃焼効果を高めて血流を促進することにより身体の奥からしっかり温める作用があるため、もともと体温が低い方の冷え性の緩和に役立ちます。
◎まぼろしのショウガ「出西生姜」
島根県出雲市の出西地区にある数軒の農家でしか生産されていない貴重なショウガです。歴史も古く、今でも出雲大社へ奉納され、神事に使われています。繊維が少なく柔らかみがあり、豊かな風味・香りとぴりっとした辛さが特徴です。
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■悩ましい生理痛にはこの食品
生理痛は個人差も大きく一朝一夕には改善できませんが、食生活に変化を持たせることで、少しずつ軽減させることができます。
①大豆食品
大豆に含まれる大豆イソフラボンには、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンとよく似た働きがあり、この不足が一因とも考えられている生理痛の軽減に役立つといわれています。
大豆食品には、豆腐、豆乳、納豆などがありますので、なるべくこれらの食品を摂ってみましょう。
◎まぼろしの大豆「黒千石大豆」
北海道北竜町で生産されている黒千石大豆は、栽培が難しいため一度は途絶えかけた品種であり、現在も生産量が少なくとても貴重な食材です。他の大豆よりも極めて小粒で種皮は光沢のある黒色であり、他の黒大豆よりも大豆イソフラボンやポリフェノールを多く含んでいます。
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②ビタミンB群の含有量が多い食品
強い生理痛には、ビタミンB1やB6が良いとされています。
ビタミンB1は肉や魚、穀類などあらゆる食品に含まれていますが、アリシンを含むニンニクを同時摂取すると、生理痛の軽減により高い効果があるといわれていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、ビタミンB6はマグロやカツオなどの赤身魚に多く含まれていますので、これらもなるべく摂る工夫を行ってみましょう。
③バナナ＆キウイフルーツ
生理痛とともにむくみが起こった場合には、カリウムを含むバナナやキウイフルーツを摂ってみましょう。
これの食品には、ビタミンCも含まれていますので、生理時の肌荒れ対策にも役立ちますよ。
なお、大豆食品があまり好きでないなら、大豆イソフラボン配合のサプリメントで対応するという方法がおすすめです。
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■貧血の放置はハイリスク！この食品で改善を目指そう
貧血に悩む女性はたくさんいますが、その原因として挙げられることが多いのは、無理なダイエットや栄養の偏りです。
このような原因で起こる貧血は鉄欠乏性貧血と呼ばれ、放置していると長期化のリスクが高まりますので、そうならないためには、まず鉄分の含有量が多い食品を摂ることが大切です。
①レバー
鉄分含有量No.1は、なんといっても鶏、豚、牛のレバーです。
また、マグロやカツオ、イワシ、赤身肉などにも豊富に含まれていますので、ぜひ、これらの食品を毎日のメニューにプラスしてみてください。
②ビタミンC
鉄分はビタミンCを同時摂取することで体内に吸収されやすくなるといわれていますので、鉄分の多い食材を食べる際には、同時にビタミンCの含有量が多い果実類やブロッコリー、サツマイモ、ピーマンなども摂ることを心がけてみましょう。
なお、貧血予防で最もおすすめできるのはレバーですが、レバーには好き嫌いがあり、食べられないという方は多いのではないでしょうか。
このような方の場合では、レバーペーストにするなどの工夫で食べやすくはなりますが、もっと手っ取り早く鉄分を摂りたいなら、サプリメントで摂るという方法がおすすめできるでしょう。
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こちらのサプリメントには、鉄分だけでなく複数のビタミンも配合されていますので、食事からのビタミン摂取が難しい方にもおすすめです。
今回は、女性特有の症状緩和に役立つ健康的な自然食品やサプリメントをご紹介してきました。
こちらでご紹介した食品は毎日の食事のメニューに入れやすいので、すこしずつでもなるべく毎日摂ることを心がけてみましょう。
また、せっかく改善を目指すなら、同じ食材でも”まぼろしの食材”を取り寄せて試してみるのもおすすめです。健康的な食事を楽しみながら知識や話題も増えて日本通になれますよ。
毎日の食事をちょっと変えていくことで、あなたが悩んでいる症状の改善に少しでもお役に立てればうれしいです。
