前回ご紹介した前編では、副業に最適なクラウドソーシングとそのうちの有名な会社の1つであるランサーズについて説明しました。
後編となる今回は、ランサーズと並んで有名なクラウドソーシング会社であるココナラとクラウドワークスについて、その特徴や登録方法などをご紹介していきます。
ココナラとは?
特徴
ココナラは、テレビCMやWebCMをたくさん流しているので知っている方も多いと思います。
自分が持っている知識、スキル、経験を商品として販売する事ができるサイトです。
ランサーズでもスキルを活かして副業をする事はできますが、ココナラの場合、自分から趣味やスキルを出品して販売することができるのが特徴であり、デザインやライティング以外にも、占いや各種相談対応などをサービスとして出品している人もいます。
「出品しているサービスに対して仕事が来る」という形は他の会社と同じであり、出品するサービスの値段は、自分で自由に決めることができます。
ココナラには、出品に際してのランク制度が設けられており、ランクが高くなればなるほど、購入されやすくなります。
検索ランキングが上位表示されているかどうかで売上は変わってくるため、最初は価格を相場より低めに設定して評価を集める事でだんだん売れやすくなっていきます。
登録方法
ココナラの登録方法は以下の通りです。
①公式サイトか公式アプリを開く
②メールアドレス、Googleアカウント、Yahoo!ID、Facebook、Appleから選んで登録する
③会員情報を入力する
・ユーザーアドレス「メールアドレスが入力されていない場合入力します」
・ユーザー名「ココナラで利用する名前を入力」(後から変更できます)
・パスワード「ココナラのログイン時に利用します」
・生年月日「生年月日を入力」
・性別「男女どちらか選ぶ」
・都道府県「現在住んでいる都道府県を入力」
・ご登録目的「出品が目的なので出品を選ぶ」
ご利用シーン「ビジネスを選ぶ」
④会員情報を入力したら「利用規約に同意して登録」をクリック
⑤仮登録画面が完了したら、メールが届くのでメールに記載されているURLをクリックしたら本登録完了
報酬システム
ココナラでは、出品するカテゴリーによって最低販売価格が違います。
販売価格から22%を引いた金額が売上となります。
出品サービスが購入されるとお客さんと一対一で会話ができるトークルームがオープンしチップや追加の作業費をおひねりという形で報酬を受け取れます。
報酬振込日は、その月の1 日から15 日 23時59分までに振込申請した場合には、同じ月の20 日、16日から月末23時59分までは翌月の5 日に振り込まれます。
クラウドワークスとは?
クラウドワークスは、日本国内最大級のクラウドソーシングサービスです。
契約、受注、納品、契約の終了、報酬を得るという工程を全てオンラインで完結することができて、登録料は無料です。
特徴
クラウドワークス上に掲載されている募集中の仕事から自分のスキル、希望にあったお仕事を探して応募できます。
契約後に業務を開始するプロジェクト形式や作品で応募するコンペ形式、契約手続き不要なタスク形式の仕事もあります。
クラウドワークスにはベテランのフリーランスがたくさん登録しているため競争が激しく、良い案件に提案しても契約まで進めない事が多いです。
ベテランになるには、ベテランが提案しないような仕事をして実績を増やしていくと良いです。
実績が増えてくると相談やオファーを多く受けることができますが、基本的に同じ相談やオファーはたくさんの人に送られているため、受注することは簡単ではありません。
一方、「スカウト」は、特定の人に送られてくる依頼なのですぐに返信して対応しましょう。
登録方法
クラウドワークスの登録方法は以下の通りです。
①クラウドワークスのサイトを開いて無料で利用を開始するをクリックする
②メールアドレス入力するかFacebook、Yahoo!!ID、Googleアカウントどれかを入力したら「会員登録する」をクリックする
③メールアドレスを登録するとクラウドワークスから登録確認メールが届くので、記載されているURLをクリックする
④利用方法や職種など基本情報を入力する
クリック後に開く利用方法や職種などの基本情報入力ページに必要事項を入力します。
「主な利用方法」は、仕事をする側なので「仕事を受注する」を選び、「生年月日」と「受注したい仕事の職種」をそれぞれ入力します。
個人で仕事を受ける場合には「個人」を選びましょう。
⑤名前(本名)や住所など個人情報の入力する
入力する名前は、源泉徴収される時に記載される名前になるので、必ず本名で登録するようにしましょう。
本名は他の人には見えない情報なので、安心して登録してください。
「住所」が入力必須になっていますが、特に郵送物などが送られてくる事はありません。
⑥各項目にチェックを入れる
「利用規約」、「個人情報保護方針に同意する」、「私はロボットではありません」にチェックを入れて「入力内容を確認する」をクリック
⑦登録内容を確認して完了
「入力内容を確認する」をクリックしたら、確認ページが開くので内容が問題なければ「会員登録を実行する」をクリックしたら完了
報酬システム
契約金額からクラウドワークスのシステム利用料(税込)が差し引かれた分が、受け取る報酬となります。
報酬振込日は、基本的には、15日締めと月末振込、月末締めと翌月15日振込の2回です。
出金申請を行うと、15日時点での未出金報酬は月末日に振り込まれて、月末時点のものは翌月15日に振り込まれます。
締め日に関係なく、申請から4営業日以内に未出金報酬を出金する手続き、クイック出金があります。
クラウドワークスが決めた月2回の出金日以外でも報酬を受け取れるので便利ですが、通常の振込手数料の他に出金額の5.0%の利用料がかかります。
クイック出金申請後は、クラウドワークス事務局で審査がされ否認された場合は、クイック出金がされないので注意が必要です。
クラウドソーシングの注意点
意思疎通がチャットのみ
ビデオ会議が利用できる場合もありますが、クラウドソーシングの副業は、各会社のチャットルームを使った会話だけで進む場合がほとんどです。
そのため、文章を読んでも意味が伝わらない場合や失礼な言葉遣いで相手の気を悪くしてしまう場合があるので注意が必要です。
特に発注者の意図がよくわからない場合は、行き違いの無いようにしっかり確認するようにしましょう。
仕事の責任は重い
発注者は個人だけでなく会社の場合もあります。
それぞれが一生懸命進めている仕事の一部を依頼してくるため、受注側もその期待に応えなければなりません。
発注者に迷惑をかけないよう、途中で仕事を放棄したり、納期を遅らせることが無いようにすることが大切です。
人による差が大きい
クラウドソーシングに集まってくる方々には様々な人がいます。
もちろん、社会人としてのマナーを守っている方も多いのですが、中には何日もチャットの返信をしてこない人や、契約内容を超えて何度も修正を繰り返し、なかなか納品を認めてくれない人もいます。
ほとんどのクラウドソーシング会社では、サービスの出品者だけでなく発注者も過去の取引を出品者側から評価されていますので、仕事の依頼を受ける際には発注者の評価レビューも確認するようにしましょう。
本人確認書類を提出すると信用度がアップする
発注者に対する信頼性を高めるために、「本人確認」を登録することをおすすめします。
発注者は、より信頼性の高い出品者を選ぶ方が安全なので、重要な仕事ほど「本人確認済」の出品者を選ぶ場合が多いのです。
クラウドワークスのページ右上のユーザー名の部分をクリックし、本人確認書類提出をクリックしたら、運転免許証などをアップロードします。問題なければ、「本人確認書類を提出する」をクリックして提出します。
まとめ
今回は、代表的なクラウドソーシング会社であるココナラやクラウドワークスの特徴・登録方法やクラウドソーシングで副業をする際の注意点について紹介しました。
各社のサイトを見てみると、「こんなサービスでも依頼があるの?」と思うものが見つかるはずです。
登録するだけならタダなので、みなさんも「これならできる!」というサービスを出品してみてはいかがでしょうか。あなたのスキルや経験がちょっとしたお金になるかもしれませんよ。