今回は、町田市のご紹介です。
町田市は、東京23区と八王子市に次いで3番目に人口が多い大きな市です。東京都内の市なのですが、まわりを神奈川県の市部に囲まれている変わった立地のため、都民でも町田市を神奈川県の市だと勘違いしている人がたまにいます。
ベッドタウンとしてはかなり大規模な街であり、市の中心部となる小田急線とJR横浜線の町田駅は毎日たくさんの乗降客で混雑しています。少し離れた2つの駅を囲むような形で、広範囲に商業地域も開発されています。
2023年4月1日現在、町田市には8,315人の外国人が居住しており、外国人比率は約1.9%となっています。国別では、中国人(約36%)、韓国人(約12%)、ベトナム人(約10%)、フィリピン人(約8%)の順となっています。
それでは、さっそく町田市とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
市の概要
町田市の総人口は433,133人(2023年5月1日時点)、多摩市や神奈川県川崎市、横浜市などと隣接しています。市内にはJR横浜線、東急田園都市線、京王相模原線、小田急小田原線の4路線が乗り入れていて、新宿や渋谷などの都心と横浜方面へのアクセスが便利な地域です。湘南や箱根などの有名観光地にも一時間ほどで行くことができます。
町田市は特に商業が盛んな地域であり、中心となる町田駅周辺には、「小田急百貨店町田店」、「町田東急ツインズ」、「ルミネ町田店」をはじめとする大型商業施設のほかにも多数の小規模店舗も立ち並んでおり、買い物のためにわざわざ都心に行く必要はありません。
また、郊外という立地を生かして学校などの教育施設も多く建てられており、法政大学や桜美林大学など約20の大学・短大や専門学校があるため、学生が多い街でもあります。
都会的な便利さと自然環境のバランスがよいことでも人気があり、駅から少し離れると緑豊かな公園や地場野菜を作る畑などが点在しています。「町田シバヒロ」という大きな芝生広場は大人数でのイベントには最適ですし、「町田リス園」では、気軽に放し飼いのリスと触れ合うことができます。
家賃相場
1R:6.5万円~、1LDK、2DK:8.5万円~
市役所と外国人支援
町田市役所ホームページは、英語・中国語・韓国語・タガログ語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語に対応しています。例えば中国語に翻訳したい場合には、トップページ上段中央部にある「中文」をクリックするとページが変わりますので、その中から「翻译开始」をクリックすればGoogle翻訳を使って翻訳されたページを表示することができます。
市役所内には外国人相談窓口は見当たりませんでした。市役所ホームページでは、町田国際交流センターでの相談を案内しています。
おすすめの街はここ!
町田
最寄駅は、小田急線とJR横浜線の町田駅です。小田急線を使えば乗り換え無しの35分前後で新宿駅に行くことができ、JR横浜線を使えば横浜駅にも30分ちょっとで行くことができます。
小田急線と横浜線の駅は徒歩5分程度離れており、2つの駅の周辺には商業施設や飲食店が集中していて、平日・休日を問わずたくさんの人でにぎわっています。小田急百貨店やルミネ、マルイ、モディなどが立ち並び、「栄通り商店街」や「仲見世商店街」にもたくさんの飲食店や行列ができる店もあるので、買い物や外食に困ることはありません。
駅の近くには、病院や銀行、郵便局や市役所などの公共施設もあり、ほとんどの用事は駅周辺で済ませることができるのでとても便利です。ただ、常に人が多いので、混雑や治安が気になる場合もあります。
駅から少し離れると住宅街が広がっており、図書館や公園も充実しています。特に徒歩6分の場所にある「町田シバヒロ」は5,700㎡の広大な芝生の敷地が広がる公園で、100人規模の大人数でのバーベキューも楽しめます。
玉川学園前
最寄駅は、小田急線の玉川学園前駅です。町田駅までは3分、新宿駅までは40分弱の時間で行くことができます。駅名の通り、駅北側には幼稚園から大学までの一貫教育を行っている玉川学園があり、朝夕は通学の生徒たちでとても混雑しています。
駅前には23時まで営業している「スーパー三和」があるので、食料品の買い出しには困りません。南口にも飲食店やスーパーがある商店街がありますし、駅前で買えないものは隣駅の町田に行けば何でも揃います。
学園都市なのでとても治安がよく、整備された公園も多くて落ち着いた住環境が整っています。住宅街は駅の南側に広がっているのですが、車の交通量も少ないので安全で、若いファミリー層にも人気の街です。
駅周辺は地形の関係で坂道が多くなっています。電動自転車があるとうれしい環境ですが、坂が多いので見晴らしや日当たりがいい部屋も多いです。
鶴川
最寄駅は、小田急線の鶴川駅です。各駅停車と準急の停車駅であり、途中の新百合ヶ丘駅で急行に乗り換えれば約30分で新宿駅に到着できます。小田急線の急行が停まらない駅の中では、最も日々の乗降客数が多い駅です。
駅周辺には、Odakyu OXやマルエツなどのスーパーが点在しており、日常の買い物はしやすいです。銀行や郵便局もあるので通勤や通学の行き帰り時に用事をすませることもできます。
南側には鶴見川が流れていて、多くの人が散歩やランニング、サイクリングなどを楽しんでいます。川沿いには桜の木も多く、春には気軽に花見を楽しむこともできます。公園もたくさんあって自然豊かな環境であり、穏やかな住宅街が広がっているのでひとり暮らしも安心です。
駅からバスで10分程度のところには「こどもの国」という施設があり、休日には友だちや家族連れで敷地内のバーベキュー場やキャンプ場、ポニー牧場、動物園などを楽しむことができます。
まとめ
今回は東京都町田市の概要とおすすめの街をご紹介しました。
町田市の中心である町田駅からは新宿にも横浜にも乗り換え無しでいけるので、アクセスの良さで町田市に住むことを決める人も多いです。しかも町田駅から1つ2つ離れるだけで家賃も下がり、自然豊かな環境の中で生活できるのはとても魅力的ですよね。
新宿や横浜方面に通勤・通学する方々は、ぜひ町田市も引越し先の選択肢の一つとして検討してみてください。