今回は、西東京市のご紹介です。
西東京市は2001年に田無市と保谷市が合併してできた市で、その後も人口が増加傾向にある人気のエリアです。
珍しい場所としては、東伏見に「ダイドードリンコアイスアリーナ(旧東伏見アイスアリーナ)」という大きなスケートリンクがあり、シーズンにはフィギュアスケートやアイスホッケーの試合などが行われています。
2023年2月1日現在、西東京市には4,998人の外国人が居住しており、外国人比率は約2.4%となっています。国別では、中国人(約40%)、韓国人(約18%)、フィリピン人(約7%)、ベトナム人(約6%)の順となっています。
それでは、さっそく西東京市とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
市の概要
東京都西東京市の総人口は205,663人(2023年1月1日時点)であり、北は埼玉県新座市、南は武蔵野市、東は練馬区、西は東久留米市と小平市に隣接しています。
鉄道路線としては、東西に西武池袋線と西武新宿線が通っており、池袋と新宿が都心アクセスの基点となっています。また、バス路線網も充実しており、三鷹方面や吉祥寺方面へも手軽に移動することができます。
ほどよい都心への距離の近さと自然豊かな環境のバランスがとれており、エリア内には主に子育て世帯を中心としたファミリーに人気の街が多くあります。住宅街の中には公園が多数あり、大規模な「東伏見公園」や「文理台公園」では桜の時期には多くの花見客でにぎわいます。
市内の土地の約1割は農地として利用されており、地域内では農産物の無人販売所をよく見かけます。特産物としてはブルーベリーと保谷梨が有名で、木に成ったまま完熟させる「木成り農法」と呼ばれる独特の方法で栽培される保谷梨は、ほどよい甘さとジューシーな果肉が特徴でとても人気があります。
家賃相場
1R:6万円~、1LDK、2DK:9万円~
市役所と外国人支援
西東京市役所ホームページは、英語・中国語・韓国語に対応しています。例えば中国語に翻訳したい場合には、市役所ホームページの左上部に表示されている「Multilingual」をクリックすると、「中文(簡体字)」が選択できますので、さらにそれをクリックすれば翻訳ページに進むことができます。
市役所の中に、外国人相談窓口は見当たりませんでした。
おすすめの街はここ!
ひばりヶ丘
最寄駅は、西武池袋線のひばりヶ丘駅です。快速や急行の停車駅であり、池袋駅まで最短20分弱で行くことができます。副都心線・東急東横線への直通電車もあり、新宿や渋谷、みなとみらいへも乗り換え無しで行けますが、朝夕の電車への乗り降りはとても混雑します。
駅北口からは東武東上線の朝霞台駅や志木駅に向かうバスがあり、朝霞台駅からは北朝霞駅を使って武蔵野線にも乗り換えることも可能です。また、南口からは西武新宿線の田無駅や中央線の武蔵境駅、三鷹駅に向かうバスも出ています。
2021年に駅周辺の再開発工事が完了し、駅ナカ商業施設「エミオひばりヶ丘」がオープンしました。また南口には「ひばりが丘PARCO」や「西友 ひばりヶ丘店」があり、買い物や飲食も充実しています。駅前には「ひばりが丘メディカルプラザ」という8階建ての医療モールもあり、複数の診療科目を同じビルで診てもらえたり調剤薬局も併設されているので通院にとても便利です。
交通アクセスや商業施設が充実している割には家賃相場が安く、ワンルームなら5万円台からお部屋探しができるのも魅力です。特に、南口側にある旧ひばりヶ丘団地の再開発エリアまでいくと家賃も下がる上に、道幅が広く街並みもキレイなのでおすすめのエリアです。近くには、西東京市内最大規模の「西東京いこいの森公園」も整備されています。週末は近隣住民の憩いの場としてたくさんの人でにぎわっています。
保谷
最寄駅は、西武池袋線・豊島線の保谷駅です。池袋線では準急の停車駅なので、池袋まで最短で20分ちょっとで行くことができます。ひばりヶ丘駅から1つ池袋寄りの駅であり、西東京市になるのですが、ホームの3分の1は練馬区にまたがっているおもしろい駅です。また、駅南口からは吉祥寺や三鷹方面へのバスが出ており、中央線へのアクセスも便利です。
駅前は再開発されていて、街並みがとてもキレイです。駅構内にある複合商業施設「Emio保谷」には飲食店やコンビニなどがあり、スーパーの西友保谷店も駅直結で24時間営業しています。
大半の買い物は駅周辺で済ませることができますが、駅から離れると人通りが少ない落ち着いた住宅街と農地が広がっている環境です。農作物の無人販売所がたくさんあるので、スーパーで買うよりも新鮮なとれたて野菜を手軽に味わうことができます。
昔からこの地域に住んでいる人が多いため治安も良好です。また、練馬区と隣接しているため、西東京市の公共施設だけでなく、練馬区の図書館や各種公共施設が利用できることもメリットの1つです。
田無
最寄駅は、西武新宿線の田無駅です。急行停車駅なので、西武新宿駅まで約20分で行くことができます。西武新宿線の駅としては、高田馬場駅の次に規模の大きな駅です。バスの路線と本数がとても充実しており、西武池袋線のひばりヶ丘駅や保谷駅に行く路線やJR中央線の武蔵境駅、吉祥寺駅に行く路線では頻繁にバスが運行しています。
駅隣接のショッピングモール「田無アスタ専門店街」には80店舗を超えるたくさんの飲食店やショップがあり、西友系の大型スーパー「LIVIN(リヴィン)」には、食料品から日用品、服飾品まで日常の生活に必要なものがすべて揃っています。
駅の北側と南側では大きく雰囲気が違っており、商業施設が多くある北側に比べて南側は静かな住宅街が広がっており、賃貸物件を探す時には住環境と利便性のどちらを重視するかの選択が重要になります。
病院施設が多いのも特徴であり、大規模総合病院で24時間対応の救急指定病院でもある「佐々総合病院」や「西東京中央総合病院」が徒歩圏にあるので万一の時も安心です。
まとめ
今回は東京都西東京市の概要とおすすめの街3選をご紹介しました。
西東京市は都心には少し遠い距離にありますが、電車での都心までのアクセスは比較的便利であり、自然豊かな住環境も魅力的です。西東京市も環境保全に積極的であり、ゴミ出し時には市指定の有料ごみ袋を使っています。
特に農家も多い地域なので、採れたての野菜や果物が無人販売所で手軽に買える環境は貴重ですよ。おいしい農作物を食べて健康的な生活を送りたい方は、ぜひ部屋選びの選択肢に加えてみてくださいね。
東京都の西側に引越しをお考えの方は、府中市も選択肢の一つとしてぜひ検討してみてくださいね。