東京23区に隣接する市のご紹介、第2回目は調布市です。
調布市も「都心へのアクセスの良さ」、「買い物や飲食の便利さ」、「豊富な自然と落ち着いた住環境」のバランスがよく取れていて、とても人気のエリアです。
調布市のランドマークと言えば、「深大寺」や「味の素スタジアム」などが有名です。深大寺は都立神代植物公園に隣接するお寺ですが、水がきれいなことでも有名で周辺にはお蕎麦屋さんがたくさんあります。「深大寺そば」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。また、味の素スタジアムは主にJリーグのサッカー競技場として有名です。
2022年12月1日現在、武蔵野市には4,813人の外国人が居住しており、外国人比率は約2%と23区内に比べると低い割合になっています。国別では、中国人(約34%)、韓国人(約21%)、ベトナム人(約7%)、フィリピン人(約7%)の順となっています。
それでは、さっそく調布市とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
市の概要
東京都調布市は東京都全体のほぼ中央に位置しており、総人口は238,614人(2022年12月1日時点)となっています。世田谷区や三鷹市、府中市などと隣接しており、新宿からは約15kmの距離にあります。
市内には京王線、JR中央線、JR南武線などの鉄道が通っていますが、市の中心駅である京王線調布駅には特急も止まるため、新宿までは約20分で行くことができます。また、高速道路の中央自動車道が東西に伸びていて、調布ICがあるので車でのお出かけも便利です。
市内は自然環境抜群であり、調布市全域の緑被地の割合は32%にも達しています。市民の憩いの場でもある都立神代植物公園では、広大な敷地に約4,800種類・10万本の樹木が植えられており、季節の花や木々を楽しむためにたくさんの人たちが訪れています。
さらに調布市には、電気通信大学、桐朋学園、白百合女子大学、東京慈恵会医科大学などがあり学園都市としての一面も持ち合わせています。また、スポーツ振興への取り組みにも熱心で、味の素スタジアム(東京スタジアム)はサッカーJリーグのFC東京と東京ヴェルディのホームグラウンドになっているほか、その周辺とともに2020東京オリンピック・パラリンピック6競技の会場にもなりました。
家賃相場
家賃相場1R:7万円~、1LDK、2DK:9万円~
市役所と外国人支援
調布市役所ホームページは、英語・中国語・韓国語に対応しています。中国語に翻訳したい場合には、区役所ホームページの上部に表示されている「中文」という部分をクリックすると、言語選択ページが表示されますので、その中にある「开始翻译」をクリックすればページ自体が中国語で表示されます。
市役所自体には外国人専用の相談窓口は見つかりませんでした。
おすすめの街はここ!
仙川
最寄駅は、京王線仙川駅です。新宿駅までは直通で、渋谷駅や吉祥寺駅には明大前駅で乗り換えれば、それぞれ20分前後ぐらいで行くことができます。
仙川の魅力は、生活環境の良さにあります。以前からスーパーなどの買い物環境は充実していましたが、最近はおしゃれな飲食店や個人商店が集まってきて、どんどん街の人気度が上がってきています。
駅ビルの「フレンテ仙川」やショッピングモールの「ブロードスクウェア仙川」には京王ストアなどのスーパーやユニクロ、無印良品、書店、マクドナルドなどのファーストフード店があるのでたいていのものは揃いますが、駅近くの「ハーモニータウンせんがわ」は約200の店舗からなる商店街で、さらにいろいろな買い物や飲食を楽しむことができます。
スーパーだけでも24時間営業の西友をはじめ、丸正、クイーンズ伊勢丹、京王ストアがあり、家具なら「島忠ホームズ」、衣料品なら「しまむら」と大型店舗も揃っています。その上、駅から徒歩5分のところにはスーパー銭湯「湯けむりの里」があるので、疲れた時には気軽にリフレッシュできますよ。
近くに白百合女子大学と桐朋学園大学があるため、街を歩く人は女子率が高めですが、駅前に交番があるので治安も問題ありません。ただ、調布駅や成城学園駅方面に行く小田急バスのバス停は駅の近くではなく、商店街を抜けた先にあるため、バスをよく使う方は少し不便を感じるかもしれません。
つつじが丘
最寄駅は、京王線つつじヶ丘駅です。新宿までは20分前後で着くことができ、明大前駅で乗り換えれば渋谷駅や吉祥寺駅までも同じぐらいの時間で行くことができます。
治安が良く閑静な住宅街で、比較的家賃相場が安いのが特徴です。駅直結の「京王リトナードつつじヶ丘」や「キテラタウン調布」には、ドラッグストアやファミレス、書店、スーパー、100円ショップなどが入っていて買い物や飲食には便利です。
特に、飲食店はひとりでも気にせず入れる店が多いので、ひとり暮らしの外食派には向いている街かもしれません。自炊派の方は、駅北口にあるスーパー「オオゼキ」での買い物が便利です。自転車があれば、隣駅の仙川にも7分ぐらいで行くことができますよ。
自然環境が豊かなのも見逃せないポイントです。広大な神代植物公園の他にもたくさんの公園があり、周辺を流れる野川にはジョギングコースや散歩が楽しめる遊歩道も整備されています。花見の時期には川沿いに咲く桜がとてもキレイですし、2022年は中止になりましたが、年に一度の3時間だけ実施される「野川の桜ライトアップ」も、住民の方なら見逃さずに楽しむことができそうです。
調布
最寄駅は、京王線・京王相模原線の調布駅です。特急電車の停車駅なので、新宿駅まで18分で行くことができる都心へのアクセスが便利な街です。京王線は都営新宿線にも乗り入れているので市ヶ谷や神保町方面にも直通で行くことができ、通勤や通学もスムーズですが、朝夕のラッシュ時の混雑には覚悟が必要です。
駅周辺にはパルコや西友などの大型ショッピングセンターやスーパーがあり、駅ビルの「トリエ京王調布」には映画館やビックカメラをはじめ数多くのレストランやカフェ、生活雑貨のお店が集まっているので、都心に行かなくてもほとんどの用事は済ませることができます。
北側には緑が多い深大寺エリア、南側には多摩川エリアと自然環境が豊かであり、駅から少し離れれば家賃相場もそれほど高くないため、ひとり暮らしやファミリーを問わず住みたい街として人気の高いエリアです。
京王相模原線を使えば、京王よみうりランド駅までわずか6分で行くこともできます。遊園地だけでなく、冬はイルミネーション、夏はプールも有名な場所ですので、季節によって様々な楽しみ方ができますよ。気が向いたときにすぐ行ける距離によみうりランドがあれば、休日の過ごし方の選択肢も増えていいですよ。
まとめ
今回は東京都調布市の概要とおすすめの街3選をご紹介しました。
調布市は、23区に隣接しながらも手頃な家賃で、しかも落ち着いた環境の中で生活できるとても魅力的なエリアです。
鉄道路線では京王線が幹線となっているため、新宿が仕事や学校の拠点になっている方には特におすすめですが、渋谷や吉祥寺方面にも簡単な乗り換えで行くことができますので、部屋探しの際には是非一度、候補として検討してみてください!