今回は、国立市のご紹介です。
国立市は、1951年に東京で初めて「文教地区」の指定を受けた地域であり、多くの学校や図書館などの教育施設が集まる「学園都市」としても有名です。
文教地区では、教育施設の周辺や通学路に教育上好ましくない業種の進出が規制されているため、国立市は静かで整然とした住みやすい環境が人気となり、子育て世帯には人気の町となっています。
2023年1月1日現在、国立市には1,840の外国人が居住しており、外国人比率は約2.4%となっています。国別では、中国人(約36%)、韓国人(約18%)、ベトナム人(約10%)の順となっています。
それでは、さっそく国立市とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
市の概要
東京都の多摩地域中部にある国立市は、東は府中市、西は立川市、北は国分寺市、南は多摩川をはさんで日野市と接しており、総人口は76,081人(2023年3月1日時点)となっています。
市内には、東西に走るJR中央線と南北に走る南武線が通っており、国立駅を中心としたバス路線も充実しています。
学園都市として発展してきた国立市には、一橋大学や東京女子体育大学を始めとした教育機関が集まっており、大学周辺には学生向けの賃貸物件やリーズナブルなメニューがある飲食店もたくさんあります。
文教地区として娯楽施設などの進出が規制されているのでとても治安がいい上、自然環境も豊かであり、国立駅の南口から伸びる「大学通り」では通り沿いに植えられているイチョウの木が秋にはきれいな紅葉を見せ、「さくら通り」ではソメイヨシノが春に美しい満開の花を見せてくれます。
家賃相場
1R:6万円~、1LDK、2DK:8万円~
市役所と外国人支援
国分寺市役所ホームページは、英語・中国語(繁体字、簡体字)・韓国語・タガログ語・イタリア語に対応しています。例えば中国語に翻訳したい場合には、市役所ホームページの上部中央に表示されている「Select Language」をクリックすると、「for PC」と「for smartphone」別に選択肢があり、ページ翻訳方法のガイドが書かれています。
国立市役所内の外国人相談窓口は見当たりませんでした。
おすすめの街はここ!
国立市内には、JR中央線の国立駅とJR南武線の谷保駅、矢川駅がありますが、今回は国立駅のみをおすすめの街としてご紹介します。
国立
最寄駅は、JR中央線の国立駅です。中央線快速電車で新宿駅まで30~40分程度で行くことができます。乗り換え無しで新宿・東京方面へ行けるのは便利ですが、朝夕のラッシュ時は電車内の混雑が激しく、路線が長い中央線は遅延も多いという側面もあります。
駅直結の商業施設「nonowa国立」には、たくさんのショップや飲食店、スーパーが入っているので、帰宅時の買い物や食事にとても便利です。また、駅から徒歩2分のところには24時間営業のスーパー「西友」があるので、遅い時間の買い物にも困りません。
駅を挟んで北口にも南口にもロータリーがあり、バス路線も充実しています。駅周辺には商業ビルや高層マンションが建ち並んでいますが、街路樹などの緑が多く穏やかな雰囲気が広がっています。
一橋大学がある南口方面には、「大学通り」が駅からまっすぐ伸びており、通り沿いにはおしゃれなお店やカフェ、学生向けのリーズナブルなお店など様々な種類のお店が点在しています。また、歩道も幅広くきれいに整備されていて自転車専用レーンなどもあり、歩行者は気持ちよく歩くことができます。
まとめ
今回は東京都国立市の概要とおすすめの街3選をご紹介しました。
国立市は、東京都の中では小さな市で人口も小規模ですが、文教地区ならではの落ち着いた静かな環境と緑豊かな街並みが整い、とても治安のよい地域です。
都心に出るには少し時間がかかりますが、都心に近い場所では得難い環境の中でゆとりを持って暮らしたい方は、ぜひ国立市も引越し先の選択肢の一つとして検討してみてくださいね。