部屋探し

中国人に多い部屋探しの希望条件5選はこれ!でもその条件、もう一度見直してみませんか?

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日本で部屋探しをする外国人の方々は年々増えてきていますが、その中でも特に中国人のみなさんの希望条件にはかなり似通った傾向があります。
ただ、その条件をつけることで過度に物件を絞りすぎ、選択肢を極端に狭めてしまうことになってしまうことになってしまうことが多いんです。
そこで今回は中国人に多い部屋探しの希望条件の中でも代表的なものを5つと、その条件をつけることで部屋探しにどんな影響がでてくるのかを説明していきます。

中国人に多い部屋探しの希望条件

ペットと一緒に住みたい

この希望条件をつける方、実はかなり多いんです。
理由は定かではありませんが、おそらく慣れない日本での生活にストレスを感じる方が多く、さみしさの解消や癒しを求めてペットを飼いたいのだと思います。
でも日本ではペットOKの物件はそう多くはありません。なぜだか分かりますか?大家さんの気持ちになって、ペットがいる部屋がどうなるか想像してみましょう。

ペット可の条件にこだわりすぎると…

ペット可のお部屋はもともとかなり少ないので、この条件をつけた時点で物件数は激減しますが、ペットOKの物件でも契約時に敷金を1~2ヵ月分加算されることがほとんどです。
理由はペットが部屋を傷めたりにおいをつけたりするからです。退去後次の人が住むまでに原状回復するための費用が大幅にかさむため、最初に敷金の積み増しが求められます。
どうしてもペットと一緒に住みたい方は、契約時の初期費用が増えることを覚悟しなくてはなりません。もちろん、大家さんや管理会社に無断でペットを飼った場合は契約違反となります。

初期費用を安くしたい

中国で部屋を借りる場合には前家賃だけとか前家賃+保証金だけで入居できることが多いためか、日本で部屋を借りる場合に支払う初期費用がかなり高額に感じる方がほとんどです。
そのため、「礼金無し」とか「初期費用20万円まで」などを部屋探しの条件とする方も多いです。

初期費用を安くすることにこだわりすぎると…

日本で部屋を借りる場合、一般的な契約時初期費用は家賃の4倍前後になります。主な内訳は、前家賃(翌月分+当月日割り分)、火災保険料、鍵交換費、退去時クリーニング費用の前払い、仲介料等です。
この相場を無視して自分が払える金額で初期費用の上限とした場合、そもそもその条件で契約できる物件が見つかりません。(例えば家賃10万円で初期費用の上限を20万円とした場合など)
また、時々仲介料を名指しで安くしたがる方がいますが、それ以外にも鍵交換費用が高額だったり、害虫駆除や消毒費などが初期費用に含まれていたりする場合があるので、ひとつの項目の費用にこだわるのではなく、トータルの初期費用が安い物件を探してもらうよう仲介会社に依頼するのが得策です。

エレベーター付きのマンションに住みたい

これも中国のマンションにはほとんどエレベーターがあるためと思われますが、2階のお部屋でもエレベーター付きのマンションがいいという方が多いです。
たしかに暑い夏や寒い冬に階段を何階分も上っていくのは大変ですよね。でも日本の場合、エレベーターの設置義務があるのは高さ31m以上の建物なので、6階建てでもエレベーターの無いマンションもあるんです。

エレベーター付きのマンションにこだわりすぎると…

単純に物件の選択肢が少なくなるのはもちろんですが、エレベーターの無いマンションの高層階の部屋では契約条件がいいことが多いです。例えば家賃が安かったり、管理費無しだったり、フリーレントがついている場合もあります。
また、エレベーターはその運行にかかる電気代に加えて点検や整備が必要なため維持・管理費がかかります。そのためエレベーター付物件では管理費がやや高めに設定されていることが多いです。
2階や3階の部屋なら階段で十分ですし、エレベーター無しのマンションの高層階にお得な家賃、管理費で住む選択肢も考えてみてください。

南向きの部屋に住みたい

多少風水も関係していると思われますが、「北向きはダメ」「南向き」と部屋の方角を指定してくる方も多くみられます。日差しが注ぐ明るい部屋は快適ですよね。
ただ「北向き以外」ならまだいいのですが、「南向き」と限定されてしまうとみつかる部屋はわずかになってしまうんです…。

南向きの部屋にこだわりすぎると…

これも単純に選べる部屋が激減します。マンションの立地は様々なので、都合よく南向きばかりには建てられませんし、南向きでも隣のビルやマンションが目前にあると思ったほど日当たりが期待できない場合もあります。
また、あまり日当たりが良すぎると夏は暑すぎてエアコンの電気代がかさみますし、日中は仕事や学校で不在がちの方は昼間の日当たりが生活にほとんど影響しないかもしれません。

希望条件のてんこ盛り

これもけっこう多いケースです。
例えば、「新築で駅まで3分以内、家賃は8万円以下、20㎡以上、3階より上の部屋。初期費用も安ければやすいほどよい。温水洗浄便座で洗面台独立、ネット無料、収納が広く、エレベーター付きで南向き」などと、ありとあらゆる条件を希望する方がいます。

多くの希望条件にこだわりすぎると…

希望条件が多いだけでも大変ですが、それらの条件が家賃予算と合っていない場合、もう物件は見つかりません。まずは住みたい場所の家賃相場を調べ、希望条件を少なくするか、家賃予算を上げるか、住む場所を変えるしか方法はありません。
希望条件を伝える時に、必ず叶えたい条件とできれば叶えたい条件にわけておくのも重要です。

まとめ

今回は、中国人に多い部屋探しの希望条件5選とその希望条件が物件探しにどう影響するかについて詳しく説明しました。
自国の文化や習慣からくる希望条件もありますが、部屋探しを依頼する時にその希望条件を少し見直したり緩くするだけで格段に選択肢を広げたり、お得な部屋を見つけたりすることができることに気がつきましたか?
たくさんの選択肢の中から少しでも快適に暮らせるお部屋を見つけて、日本での生活を楽しんでくださいね。

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