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中国人の方々が日本で部屋を借りる時にとまどうベスト3~契約編~

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日本で生活している外国人の中で最も多いのは中国人の方々ですが、国特有の文化の違いもあり、日本で部屋を借りる場合には「なんでこんなに手続きが面倒なの?」とか「この費用はどうして必要なの?」と思うことがたくさんあるようです。

そこで今回は、中国人の方々が日本で部屋を借りる際に不思議に思ったり、イラっとしたりすることのベスト3をその理由や解説とともにご紹介していきます。

まずは部屋探しから契約までの間でとまどうベスト3からいきますよ。

第1位:礼金、敷金、その他の費用って何?

中国で部屋を借りる場合、地域にもよりますが、保証金1ヵ月分と家賃3ヵ月分の前払いですぐ住める場合が多いようです。

大家に直接申し込めば仲介手数料もかからず、仲介業者を通した場合も手数料は家賃の半月分前後が相場のようです。

そのため、日本で部屋探しをする中国人の中には大家との直接契約を希望する方や、礼金や敷金の支払いを不思議に思っている方も多いです。

礼金

礼金は、日本独特の慣習で大家さんや管理会社に対して支払われる一時金です。中国人の皆さんにとっては意味がわかりづらいことから、敷金はあっても礼金が無い物件を希望する方々が多いです。

敷金

敷金は、入居者が家賃を払えなくなるリスクに備えたり、退去時の修繕費用の一部に充てるために入居時に預かる費用です。退去時に精算されて残金があれば入居者に返金されますが、修繕費用が足りない場合は追加費用を求められる場合があります。

中国にも同じ仕組みはあるようで、敷金は目的が明確なため必要性は理解されています。

その他の費用

契約時には、礼金や敷金、仲介手数料の他にもいくつかの費用がかかります。ほぼ必要になるのは保証会社の費用です。

保証会社関連費用

昔は契約時に連帯保証人が必要でしたが、今は連帯保証人の代わりに保証会社との契約を入れる場合がほとんどです。

家賃滞納時には保証会社が大家に家賃を代わりに払ってくれる保険のような契約なので、入居者は初回に家賃の100%~30%程度、毎月家賃の数%を支払う必要があります。

連帯保証人になると法律的に未払い家賃の全額を肩代わりする必要があるので、今は日本人同士でも連帯保証人になる人は少ないです。兄弟でも連帯保証人にはなかなかなりたがらないので、この仕組みを入れるのは仕方ないですね。

その他の費用

これは物件によりますが、管理会社の契約手数料や退去時のクリーニング費用の前払い、害虫駆除費用やメンテナンス費用、鍵交換費用などいろいろな名目の費用がかかる場合があります。

特に家賃の安い物件や、礼金・敷金無しの物件ではその他の費用が多くなる傾向が強いです。礼金・敷金がゼロなのに、初期費用総額では敷金1ヵ月の物件とほとんど変わらないケースもありますので、トータルで判断することが重要です。

第2位:契約手続きが面倒!

中国で部屋を借りる場合には、身分証明書と銀行口座情報を提示して入居時に必要なお金を支払えばすぐに入居できることがほとんどです。

一方、日本では契約前の審査があるので、まず最初に氏名、住所はもちろん、勤務先(または学校名)や収入情報、ビザに関する情報などのたくさんの情報を伝えないと先に進めません。中にはこの時点で面倒になって部屋探しをあきらめてしまう方もいるぐらいです。

保証会社の審査

日本は部屋を借りている人に手厚い法律があるので、大家さんは入居者が家賃が払える人かどうかを一番心配しています。そのため、保証会社を通して契約するので最初に保証会社の審査が必要になるのです。

どんなにその部屋が気に入っていても、いくつかの候補の中から時間をかけてその部屋を選んだとしても、保証会社の審査が通らなければその部屋を借りることはできないので、気に入った部屋が見つかったら面倒がらずにまずは申込をして審査を受けることをおすすめします。

契約時の確認事項

中国では入居時に細かい契約内容を定めず、何かあった時に大家と交渉して解決することが一般的ですが、日本では賃貸契約書に細かい内容の定めがあり、これにサインをすることで契約が成立します。

賃貸契約書や重要事項説明書には、借主が守るべきルールや禁止事項、退去時の注意点などの賃貸に関するいろいろな情報や条件が書かれているので、宅建士などからしっかり説明を受け、よくわからない点や気になるところは聞き直して確認した上でサインするようにしましょう。

第3位:管理会社、仲介会社、保証会社って何?

中国では部屋を借りたい人が大家に直接申し込むパターンが多いので、日本で部屋を借りる場合に出てくる管理会社、仲介会社、保証会社の名称と役割がわからない方々が多いようです。

管理会社

管理会社は大家さんからの依頼を受けて、部屋の管理や入居者との契約管理を行う会社です。

具体的には、物件の修繕や清掃、空室対策、トラブルの解決などを行ったり、入居者からの家賃の集金や更新手続きなどを行っています。

仲介会社

仲介会社は物件を紹介して入居者を募集する会社です。広告を見て入居を希望する人に内見を調整したり契約締結のサポートを行います。部屋探しをしている人の希望条件に合う部屋を探して提案することもあります。

保証会社

保証会社は、入居者の契約保証を行う会社です。入居者の賃料滞納や退去時のトラブルに対応するための保証を行います。入居者が契約を破った場合、オーナーに代わって保証会社が債務を負うため、入居者はオーナーや管理会社からのクレームを受けることはありません。保証会社は、入居者から保証料を受け取ります。

まとめ

今回は、中国人の方々が日本で部屋を借りる際に気になることベスト3について詳しく解説しました。国によって文化や習慣が異なると不思議に思うことってたくさんありますよね。

今回の記事を読んでおけば、日本で部屋を借りる時に初耳でビックリすることは少なくなっていると思います。

気に入った部屋を借りて、日本の生活がより楽しめるようにこの記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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