今回は、世田谷区のご紹介です。世田谷区は都心にも近い立地にありながら、緑豊かな大規模公園もあり、高級住宅地が点在しているエリアです。
一方で、若者に人気のおしゃれな街が多いのも特徴であり、世田谷区の中でも場所によっては不動産価格や家賃相場、住民の層には大きな差があります。道路で言えば世田谷通り、鉄道で言えば東横線周辺が平均的に高めの地域と言えます。
2022年8月1日現在、世田谷区には約22,000人の外国人が居住しています。国別では、中国人(約28%)、韓国人(約18%)、アメリカ人(約8%)、台湾人(約5%)の順に割合が多いです。中国、韓国の順位は他の区と変わりませんが、第3位がアメリカであることや23区の中では台湾人が2番目に多い区であることが特徴です。
それでは、さっそく世田谷区とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
区の概要
世田谷区の総人口は917,195人(2022年8月1日時点)であり、23区の中では最大の人口を有します。23区内では南西部に位置しており、杉並区・渋谷区・神奈川県川崎市・狛江市などと隣接しています。区内には京王線、東急田園都市線・目黒線・大井町線・世田谷線、京王線・井の頭線、小田急小田原線などの多数の鉄道路線が通っています。
世田谷区は、世田谷、北沢、玉川、砧、烏山の5地域に分けることができます。世田谷地域には区役所があり、行政の中心となっています。区内5地域の中では最も人口が多く、20代から30代の単身世帯が多いのが特徴です。中心的な街である三軒茶屋の駅前にはシンボルタワーのキャロットタワーがそびえ立ち、駅周辺はおしゃれなカフェや飲食店・雑貨店などが充実しています。
区の北東部に位置する北沢地域には、南北に環状7号線が通り、小田急線、京王線、京王井の頭線で都心に直結している交通の便がよいエリアです。代表的な街である下北沢は、特に若者に人気があります。
玉川地域には、等々力渓谷や多摩川などには豊かな自然が残り、農地も多くみられます。緑が多くて住みやすい閑静な住宅地として人気があり、特に二子玉川は駅周辺には二子玉川ライズや玉川高島屋ショッピングセンターなどの大型商業施設もあり、子育て世代の家族には暮らしやすい環境となっています。
砧地域は、住宅地が広がる台地と、農地と住宅が混在する多摩川沿いの平地からなっており、豊かな緑と水に恵まれている良好な地域です。大学や映画撮影所、世田谷美術館などの教育・文化施設も多く存在しているエリアです。
烏山地区は、東西に京王線が通る平坦な台地であり、地域の中央にある千歳烏山が代表的な街です。地域内には、区民農園や気軽に収穫体験ができる農園が多くあり、たくさんの人が農作業や収穫を楽しんでいます。
家賃相場
家賃相場1R:7万円~、1LDK、2DK:12万円~
区役所と外国人支援
世田谷区役所ホームページも英語、中国語、韓国語に対応しています。区役所ホームページの右上に小さく表示されている「Translation」という文字をクリックすると言語が選択できますので、「中文」を選んでクリックしてください。
また、トップページ中段には「For foreigners 外国人の方へ」というボタンがあり、これをクリックすると、生活に必要な暮らしの情報などをいろいろな言語で読むことができます。
中国語による外国人生活相談については、以下の内容にて対応しています。
日時:毎週月・火・木曜日の8:30-12:00、13:00-17:00
場所:世田谷総合支所区民相談室(電話の場合は、03-5432-2892)
形式:対面相談、電話相談、オンライン相談が選択できます(ただし、新型コロナの影響により、当面は電話相談のみ実施中)
おすすめの街はここ!
下北沢
最寄駅は、小田急線と京王井の頭線の下北沢駅です。新宿にも渋谷にも吉祥寺にも乗り換え無しで行くことができるとても便利な街です。しかも渋谷までわずか4分、新宿まで8分、吉祥寺まで13分と圧倒的な利便性を誇ります。
家賃相場は高めですが、若者向けのおしゃれな店が多く流行に敏感で、買い物環境や飲食店もとても充実しているため、一人暮らしの若者を中心に住みたい街としてとても人気があります。古着屋や雑貨屋が多いのも特徴的です。
駅周辺には、24時間営業のfoodiumやオオゼキ、ピーコックストアなどのスーパーもあり、食料品の買い物にも困りません。商店街にも個性的な店が多く、歩いているだけでも楽しいです。また、劇場やライブハウスがあるので、芸人やミュージシャンを目にする機会も多いです。
最近では小田急線が地下化されたことに伴い、線路があった場所が「下北線路街」として再開発され、おしゃれなエリアに生まれ変わりました。ミニシアターや温泉旅館、個性的な店が集まる商業施設などが立ちならんでいます。流行の発信地であり、どんどん進化していく街なので、一人暮らしの若者なら、是非一度は住んでみてほしい街です。
千歳烏山
最寄駅は、京王線千歳烏山駅です。急行で新宿まで12分と近く、駅前の買い物施設や飲食店が充実している利便性の高い街です。駅としては小さめですが、急行だけでなく快速や準特急も停車する駅なので、便利でもあり、ラッシュ時にはとても混雑する駅でもあります。また、京王線には都営新宿線が乗り入れているため、乗り換え無しで神保町方面に行くこともできます。
駅周辺には、24時間営業の西友のほかにもライフ、オオゼキ、成城石井などのスーパーがあり、時間をとわず食料品の買い物には困りません。駅南口にも「えるもーる烏山」という商店街があります。
駅の北側には、「昭和大学附属烏山病院」という大規模病院があり、駅周辺にも様々なクリニックや病院が揃っています。図書館や区民センターも駅から近い場所にあり、だいたいの用事は駅周辺で完結できる便利な街です。
駅が地上にあるため、駅の脇にある踏切は「開かずの踏切」として有名ですが、現在京王線では仙川駅から笹塚駅間で高架化を進めており、千歳烏山駅も高架駅となることが決定しています。2022年秋ごろ着工予定ですので、近い将来には踏切も無くなり、一層便利になることでしょう。
豪徳寺
最寄駅は、小田急線豪徳寺駅。新宿まで乗り換えなしで15分。渋谷までも下北沢で乗り換えて17分という、交通アクセスに優れた街です。駅から徒歩2分のところには東急世田谷線の山下駅があり、三軒茶屋や下高井戸にも行くことができます。
駅前には小規模ながら品揃えが豊富なトップパルケやまいばすけっとなどのスーパーがあり、大きなスーパーに行きたい時には徒歩7分で隣駅の梅が丘にあるサミットストア梅が丘店に行くこともできます。また、駅から招き猫発祥の地として有名な豪徳寺に向かう道には豪徳寺商店街があり、たくさんの飲食店・雑貨屋が立ち並んでいます。
自然が豊かで、世田谷区の中では比較的家賃相場が安いのが魅力です。小田急線の各駅停車しか止まらない不便さはありますが、新宿や下北沢方面に通勤や通学の方にはおすすめの街です。
治安もよいので女性の一人暮らしでも安心して住めますし、駅周辺には中小規模の公園も複数あって、緑豊かな環境の中で生活することができます。
まとめ
今回は世田谷区の概要とおすすめの街3選をご紹介しました。
世田谷区は、都心へのアクセスの良さと住環境の良さから高級住宅地として人気がありますが、若者向きの街や庶民的な街も混在しています。全体的に家賃相場はやや高めですが、その分、おしゃれで便利な生活が楽しめる街がたくさんありますよ。
東京の西側が通勤・通学の拠点となっている方は、お部屋探しをする際にはぜひ候補の1つにしてみてくださいね!
今回は世田谷区の概要とおすすめの街3選をご紹介しました。
世田谷区は、都心へのアクセスの良さと住環境の良さから高級住宅地として人気がありますが、若者向きの街や庶民的な街も混在しています。全体的に家賃相場はやや高めですが、その分、おしゃれで便利な生活が楽しめる街がたくさんありますよ。
東京の西側が通勤・通学の拠点となっている方は、お部屋探しをする際にはぜひ候補の1つにしてみてくださいね!