最近は徐々に朝晩も冷え込んできており、上着を着て外出する機会も増えてきましたね。ところで現在、冬の乾燥肌対策って何かしていますか?
乾燥肌の対策についてあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに冬の乾燥肌対策について詳しく紹介します。
すでに詳しい方も改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、肌が乾燥してしまう原因からみていきましょう。
Contents
肌が乾燥する原因とは?
肌が乾燥する原因は、肌のバリア機能が低下するからです。
バリア機能が問題なく機能している時は、肌の水分が保たれているため、外部の刺激から肌が守られています。
バリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなるので注意が必要です。
肌が乾燥するきっかけ
生活習慣
乾燥していない肌は、皮膚の細胞が数週間おきに入れかわるターンオーバーが正常に行われることで保たれます。
日頃から寝る時間が不規則だった場合、寝ている時に分泌されるはずの成長ホルモンがきちんと分泌されなくなり、皮膚のターンオーバーがされなくなってしまいます。
睡眠以外にも毎日の食事から得る栄養は、肌の細胞の元となり、ターンオーバーを活性化させる血液の循環、代謝機能に活用されます。
そのため、ダイエットや偏食によって栄養が不足すると、潤いのある肌ではなく乾燥肌になってしまいます。
紫外線
紫外線は、シミ、シワ、たるみなどさまざまな肌老化の原因になります。
特に中波長赤外線(UVB)は、肌の表面にダメージを与えて、日焼けし、角層から水分を奪うため、肌がゴワゴワしてしまいます。
夏は、大量に汗をかくことで、肌表面のpHバランスが崩れ、細菌が繁殖し、一時的に肌のバリア機能が低下することがあります。
また、冷房や暖房がきっかけで、より肌が乾燥してしまう可能性があるので、常に保湿ケアをサボらないようにしましょう。
年齢と乾燥
角層内のNMF(天然保湿因子)や皮脂(皮脂膜の主成分)は、年齢をとると減っていきます。
そのため、肌のバリア機能が低下し、外側からの刺激に弱くなってしまいます。
ちなみに赤ちゃんは、まだバリア機能が完成していないため、乾燥トラブルになりやすいです。
乾燥によるバリア機能の低下は、状況によって年齢など関係なく起こることがあります。
肌が乾燥しないための対策方法
丁寧なスキンケアをする
乾燥肌の場合、毎日のスキンケアは、保湿をしっかりとしてくれる物で丁寧にする事が大切です。
洗顔をする時は、しっかりと泡立てて、肌を手でこすらないよう優しく洗います。
洗顔後、優しい力で水分を拭き取ったら、ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなど保湿剤が配合されている化粧水や美容液で肌を保湿しましょう。
できるだけ、香料、防腐剤、アルコールなどを含まない、低刺激のものがおすすめです。
化粧水や美容液で肌にしっかりと潤いを与えた後は、仕上げに乳液、クリーム、白色ワセリンなどで潤いをしっかり維持するのも良いです。
水分補給をして肌を内側から潤す
乾燥肌にならないためには、こまめな水分補給も大切です。
のどが渇く前に水分補給すると良いです。
のどが渇く頃には、身体は、すでに水分不足になっているため、肌の潤いもほとんどなくなります。
できるだけ少しずつ、こまめに水分補給をするようにしましょう。
コーヒーや紅茶などカフェインを含んだ飲み物は、トイレの回数が増えるので、水分補給をしても体内から水分が出ていってしまいます。
水や麦茶などビタミンを含むハーブティーやフレッシュジュースなどがおすすめです。
冷たい飲み物を飲み過ぎてしまうと、体を冷やし、新陳代謝を悪くしてしまいます。
できるだけ常温に戻した状態で飲んだり、温かいお湯や生姜湯を飲んだりすると良いです。
肌の健康を保つ
肌の内と外からたっぷり水分を与えても、肌自体の状態が悪いと潤いを保つ事は、できません。
肌の健康を保つためには、ターンオーバーの周期が乱れないように睡眠不足とストレスを解消することが大切です。
できるだけ規則正しい生活を心がけ、軽い運動や趣味を楽しみ心と身体の健康を持続しましょう。
栄養をとり健康な肌を維持することも重要です。
肌の元となるタンパク質で肌の新陳代謝を促進し、潤いのある肌になるためにビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、ビタミンCを積極的にとると良いです。
タンパク質は、肉、魚、大豆、ビタミン類は、ニンジンや小松菜などの緑黄色野菜、ビタミンCは、キウイ、イチゴなどのフルーツにたくさん含まれます。
さらに、肌の潤いを保つためには、肌の表面を皮脂で守ることも大切です。
皮脂の元となる必須脂肪酸が含まれている亜麻仁油、ゴマ油など良い油を少し食べたりすると良いです。
乾燥肌になった時に注意する事
肌をこすりすぎない
肌をこすってしまうと、角層が剥がれ落ちてしまい、バリア機能が低下する原因になります。
特に洗顔中や入浴中は、無意識に肌をこすってしまうことがあるので注意が必要です。
洗顔をする時は、肌を傷つけないように、よく泡立ててから、泡でやさしく洗うのがおすすめです。
タオルで顔を拭く時も綺麗なタオルを優しく当てて余分な水分を吸いとる感じにして肌を痛めないように気をつけましょう。
熱いお湯に長くつからない
熱いお湯に長くつかると、角質層がふやけて肌のバリア機能が傷つきやすい状態になってしまいます。
40℃を超える熱いお湯は、皮脂が流れてしまうので、なるべく長風呂をやめ、40℃くらいのお湯で入浴したり、潤い成分が配合された入浴剤などを入れましょう。
洗顔や入浴後は保湿をする
洗顔をしたり入浴した後は、肌が潤っているように見えますが、実際には角質層がふやけた状態になっており、肌のバリア機能が正常に働かなくなっています。
角質層にも隙間ができてしまっているので、時間が経つと水分がなくなりつっぱった感じやヒリヒリした感じなどの違和感が出てきます。
肌のバリア機能を回復させるためには、洗顔や入浴の後は、肌が乾かないうちにしっかりと保湿ケアをすることが大切です。
食生活など生活習慣を見直す
暴飲暴食をしていたり栄養不足の場合、皮脂のバランスが崩れ、様々な肌トラブルの原因になります。
肌のバリア機能や回復力を高めるためにも、バランスの良い食生活を心がけましょう。
先ほども少しお話ししましたが、健康的な肌を維持するためには、タンパク質、ビタミン、ミネラル類など肌が必要とする栄養をしっかりととる事が大切です。
十分な睡眠をとって、肌のターンオーバーを促しましょう。
特に、成長ホルモンの分泌が増える夜22時から深夜2時までの間は、ターンオーバーがより進む時間です。
この時間を意識しながら、早めに寝る習慣をつけましょう。
室内を加湿する
部屋の中でエアコンを使用すると乾燥しやすいです。
リビングや寝室などに湿度計を置いて、湿度を管理するのもおすすめです。
紫外線対策をする
紫外線は、屋外以外に室内にいてもガラス越しに日焼けすることもあるので油断しない方が良いです。
必ず日焼け止めを塗り、紫外線によるダメージから肌を守りましょう。
乾燥が気になる方は、保湿成分が配合されている、乳液またはクリームタイプの日焼け止めを選ぶと良いです。
日焼け止めを塗る前にはしっかりと保湿をして肌を保護することも大切です。
日中屋外にいる時は、帽子、日傘、長袖、長ズボンなどを着て直射日光をできるだけ浴びないようにしましょう。
まとめ
今回は、冬の乾燥肌対策について紹介しました。
冬の乾燥肌対策について知りたかった方、改めて自分の知識を確認してみた方にとっても参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
年齢に関係なく、冬の乾燥肌対策は必要になります。
紹介した内容を参考にして冬でも潤いのある肌を維持して下さい。
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