最近はだんだん寒くなってきて、鍋料理が楽しみな季節になってきましたね。
鍋料理に欠かせないのが冬野菜ですが、あなたは冬野菜について詳しく知っていますか?
その種類や健康と美容への効果については、あまり知らないという方が多いと思います。
今回は、そんな方向けに冬野菜の健康と美容効果について詳しく紹介します。
まずは、冬野菜の一つ「かぶ」からみていきましょう。
Contents
冬野菜の健康・美容への効果と調理方法
かぶ
健康・美容への効果
かぶの根には、カリウムやビタミンCが多く含まれており、葉には、ビタミンCやβカロテン、ビタミンE、葉酸、鉄などが含まれています。
かぶの葉には、ビタミンCが根に含まれるビタミンCの約4倍含まれており、βカロテンは強い抗酸化作用をもつため老化対策になります。
葉酸や鉄は貧血対策におすすめです。
調理方法
汁物がおすすめです。ビタミンCや葉酸などをしっかりととるためには、味噌汁にすると良いです。
かぶの根と葉を両方入れた味噌汁は、栄養がありおすすめです。物足りない場合は、鶏肉を入れてみてください。たんぱく質もとれ、腹持ちも良いので朝食にも良いです。
かぶの葉は、炒めるのがおすすめです。
かぶの葉は、軽く炒めるだけで食べることができるので、調理しやすいのが嬉しいポイントです。葉に多く含まれるβカロテンは、脂溶性ビタミンなので、油で調理すると吸収率もアップします。
根も葉もまるごと食べられるので、ゴミも少なくすむ野菜です。
少し大きめに切ってしてベーコンと炒めても、シャキシャキとした食感が良いおかずになります。
長ネギ
健康・美容への効果
ネギに含まれるビタミンCは、肌のコラーゲンを作るのに必要な栄養素です。
シミやシワができるのを防いだり、傷、やけどを早く治す作用があるといわれています。 肌荒れを予防し、潤いの肌を保つために積極的に食べましょう。
緑の部分には、抗酸化作用のあるβカロテン、軟白部分には、食物繊維、カリウム、葉酸、ビタミンCなどを含んでいます。辛み成分のアリシンは、疲労回復、抗菌効果があり、風邪予防になります。
熱に弱いため、効果を期待したい場合は、生で食べるのがおすすめです。
調理方法
①白い部分の下部
甘みが強く、肉厚で繊維がしっかりしていて、食べごたえがあります。
火を通すと、とろみのある食感になるので、焼きネギ、冷奴、鍋、ぬた、麺類、スープなどにして食べると良いです。
②白い部分の上部
辛みと甘みのバランスがちょうどよく香りも良いです。
下部に比べて繊維が細く、やわらかいので麺類、丼もの、焼きネギ、鍋、スープ、みそ汁などにして食べると良いです。
③白と緑が混ざっている部分
青い部分の辛みと、白い部分の甘みの両方がある部位です。
内側には、白くフワフワとしている部分があり、ざっくり切ってもやわらかい食感が楽しめて火を通すととろみが出るので、豚ネギ炒め、スープ、みそ汁などにして食べると良いです。
稀に葉の付け根部分に土が入り込んでいる場合があるので、水にさらしてから使いましょう。
④緑色(葉)の部分
4つの部位の中でいちばん辛みが強く、薬味におすすめです。
内側の白いワタにはぬめりがあるため、中華炒め、スープ、みそ汁などにすると良いです。
大根
健康・美容への効果
大根に含まれるイソチオシアネート、ビタミンC、アミラーゼ、オキシターゼなどは、抗炎症、殺菌、抗ガン予防、食中毒の予防、血液をさらさらにする効果が期待できます。
その他にも新陳代謝を保ちアンチエイジング効果としても期待できると言われています。
調理方法
ジアスターゼは熱に弱く、カリウムやビタミンCは水に溶けやすいので、茹でると栄養素がなくなってしまいます。
そのため、大根に含まれる栄養を上手にとりたい時は、大根おろしやサラダで食べるのがおすすめです。
また、ビタミンCやイソチオシアネートの成分は、根の部分より皮のあたりに多くあるので、大根おろしにするなら綺麗に洗って皮ごとおろす方が良いです。
ブロッコリー
健康・美容への効果
ブロッコリーを毎日食べると美肌効果が期待できます。
肌の元となるタンパク質、皮膚細胞の酸化を防いでコラーゲンの生成を促進するビタミンCなど、お肌に欠かせない栄養がとれるため、肌に良いです。
食物繊維も含まれており、お通じが良くなる可能性があります。
糖質や脂質が少ないため、ダイエット中の方にもおすすめの冬野菜です。
調理方法
油と一緒に調理して脂溶性ビタミンの吸収率を高めると良いです。
ブロッコリーに含まれるビタミンAやビタミンKは、脂溶性ビタミンで、油と一緒にとると吸収率が高まります。
ビタミンAやビタミンKを上手にとるなら、油で炒めたり、肉や魚などの脂質を含む食材と調理したりするのがおすすめです。
白菜
健康・美容への効果
白菜に含まれている主な栄養素は、ビタミンC、ビタミンK、葉酸などです。
中でもビタミンCは、たんぱく質を作るのに欠かせません。 美肌にはとても必要な栄養素で、抗ストレス、抗酸化作用、鉄分の吸収補助といった役割もあります。さらにビタミンCは、白血球の働きを助ける効果があると言われています。
白血球には、細菌やウイルスから身体を守る働きがあるため、白血球の働きを助けることで、風邪を予防できる可能性があります。
ビタミンC自体にも細菌やウイルスに対抗する力があると言われているので、風邪を予防するためには、手洗い、うがいだけではなく、ビタミンCをとる事もとても効果的です。
調理方法
部位によって硬さや甘さが違うため、調理する時は使い分けをした方が良いです。
葉先や柔らかい中心部分は生食、その他は、煮物など火を通す料理にすると美味しく食べれます。
葉先部分は、食べにくいので細かく切ると良いです。冬に食べるなら鍋が特におすすめです。
まとめ
今回は、冬野菜の健康と美容への効果、およびその調理方法について紹介しました。
冬野菜にはたくさんの種類があり、それぞれに健康と美容への効果があります。野菜によってもおすすめの調理方法が違うので、紹介した内容を参考にして冬の食卓のメニューを考えてみて下さい。
寒い季節は冬野菜を鍋料理に入れることで、旬の時期の美味しい野菜がたくさん食べれるのでおすすめですよ。
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