今回は、小平市のご紹介です。
小平市もまた都心からほどよい距離にある「都心すぎず、田舎すぎず」という街であり、自然環境豊かな東京郊外のベッドタウンの一つです。
市内には7つの駅と大学などの教育機関があり、若者や学生の人口が多い特徴がありますが、農地や緑地も多くのんびりとして落ち着いた雰囲気の地域です。
2023年1月1日現在、東久留米市には5,458の外国人が居住しており、外国人比率は約2.8%となっています。国別では、中国人(約32%)、韓国人(約19%)、ベトナム人(約7%)、フィリピン人(約5%)の順となっています。
それでは、さっそく小平市とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
市の概要
小平市は東京都のほぼ中央北部に位置しており、東側は西東京市、北側は東久留米市・東大和市・東村山市、南側は立川市・国分寺市・小金井市と接しています。総人口は196,549人(2023年3月1日時点)となっています。
市内には西武新宿線・拝島線・国分寺線・多摩湖線やJR武蔵野線が通っており、全部で7つの駅があります。また、青梅街道や五日市街道などの主要幹線道路も通っているため、電車や車での移動が便利な地域です。
一橋大学や津田塾大学、武蔵野美術大学など6つの大学がある学園都市でもあり、市内には毎日一万人以上の学生が市外から通学しています。市内には、多目的ホールの「ルネこだいら」や小平市平櫛田中彫刻美術館、GAS MUSEUMなどの文化施設も多いのも特徴の一つです。
小平市周辺は江戸時代に玉川上水が引かれたことにより発展した地域であるため、市内には多くの公園や緑地が整備されており、市を囲む「小グリーンロード」は玉川上水、狭山・境緑道、野火止用水、小金井公園を結ぶ散歩道として利用されています。
家賃相場
1R:5万円~、1LDK、2DK:8万円~
市役所と外国人支援
小平市役所ホームページは、英語・中国語(繁体字、簡体字)・韓国語に対応しています。例えば中国語に翻訳したい場合には、市役所ホームページの上部に表示されている「簡体中文」をクリックすると、中国語に翻訳されたページが表示されます。
小平市役所内の外国人相談窓口は見当たりませんでした。
おすすめの街はここ!
花小金井
最寄駅は、西武新宿線花小金井駅です。急行停車駅ということもあり、西武新宿駅まで24分で行くことができます。また高田馬場駅で乗り換えれば、池袋駅まで約30分、渋谷駅まで約40分で行くこともできます。
駅北口には駅前に大型スーパーのいなげやがあり、近くには24時間営業の西友もあるので日用品や食料品の買い物には困りません。周辺には飲食系のチェーン店も多数あるので、外食派の方も便利な生活が楽しめます。
南側にはスーパーはピーコックだけになるので、自炊派の方は北口に住んだ方が便利かもしれません。ただ、南側には駅から15分のところに広大な敷地の「小金井公園」があるので、朝夕や休日の散歩やジョギングを楽しむ方には南側に住むことをおすすめします。
家賃相場は比較的安く、ファミリー向けや単身向けの物件が充実しています。ただ、都心への移動が西武新宿線に限定されることで朝の混雑が大変になることと、駅近くには高架化が進む西武新宿線の中で唯一残された「開かずの踏切」があり、長い時には20分以上横断できずに待たされることもあるので、その点には注意が必要です。
一橋学園
最寄駅は、西武多摩湖線の一橋学園駅です。西武多摩湖線はなじみが無い路線かもしれませんが、乗車4分で着く国分寺駅でJR中央線に乗り換えることができるため、新宿・東京方面へのアクセスは良好です。新宿駅まで40分前後で到着することができます。
一橋大学小平国際キャンパスの最寄駅でもあり、周辺には一橋大学のほか、津田塾大学や武蔵野美術大学の学生も多く住んでいます。そのため、学生向けの飲食店やひとり暮らし用の賃貸物件も充実しています。また駅近くには、23時まで営業している「スーパーあまいけ」があるので、食料品の買い物には便利です。
学園都市なので娯楽施設はありませんが、その分治安もよく静かで落ち着いた生活が楽しめます。大きな駅ではないので朝夕の混雑もそれほどひどくないのもポイントです。駅前では足りない買い物も、隣駅の国分寺まで行けばほとんどのものは揃います。
小平
最寄駅は、西武新宿線・拝島線の小平駅です。急行停車駅であり、約30分で西武新宿駅に着くことができます。駅からの路線バスも充実しており、JR国分寺駅やJR武蔵小金井駅へは西武バスが利用できるほか、都営バスや銀河鉄道バス、コミュニティバス(にじバス)、コミュニティタクシー(ぶるべー号)なども、周辺住民に便利に活用されています。
駅周辺にはスーパーは多いのですが、大型商業施設はありません。南口には多目的ホールの「ルネこだいら」があり、北口には「都立小平霊園」が広がっているため、繁華街が成立しにくく穏やかな環境が保たれています。
小平霊園は駅からほど近い距離にある広大な緑地です。「霊園」といっても墓地として使われているのは約65haある敷地の半分ほどであり、残りの半分は緑豊かな公園として使われています。
また、自転車があれば四季の自然を愛でながらサイクリングが楽しめる「小平グリーンロード」にアクセスすることも簡単です。小平グリーンロードは玉川上水、野火止用水、狭山・境緑道、都立小金井公園を結ぶぐるりと一周する約21キロメートルの起伏の少ない水と緑の散歩道です。
まとめ
今回は東京都小平市の概要とおすすめの街をご紹介しました。
小平市も郊外ならではのリーズナブルな家賃で、緑豊かな落ち着いた住環境とほどよい都心へのアクセスを叶えることができる街のひとつです。
国分寺・立川方面や新宿方面が通勤・通学先となる方は、ぜひ小平市も引越し先の選択肢の一つとして検討してみてくださいね。