今回は、目黒区のご紹介です。
目黒区は、治安もよく閑静な住宅街が区域全体に広がっている落ち着いたエリアです。中目黒や自由が丘などの高級住宅街もあり、おしゃれで洗練された街が多いので女性の人気も高い街ですが、その分家賃が全体的に高めです。
ただ、住宅だけでなく大学や専門学校も多いので、ひとり暮らしの方向けの1Rや1Kなどの賃貸物件は多く、探せばお手頃物件もみつかります。学生や働き始めたばかりの方から、ひとり暮らしを満喫したい方までのいろいろなニーズに応えられる目黒区は、おしゃれな街で暮らしたい人たちにとっては、お部屋選びのしやすい街とも言えるでしょう。
2022年9月1日現在、目黒区には9.257人の外国人が居住しており、外国人比率は約3.3%とやや低めです。国別では、中国人(約22%)、韓国人(約16%)、アメリカ人(約11%)の順に割合が多く、他の区に比べて中国人の割合が低くアメリカ人の割合が高いのが特徴です。また、目黒区は北京市東城区と友好都市の関係にもあります。
それでは、さっそく目黒区とおすすめの街の情報を紹介していきましょう。
区の概要
目黒区の総人口は278,563人(2022年9月1日時点)であり、面積的には23区中16番目の大きさです。東京23区の南西部に位置しており、北は渋谷、東は品川、西は世田谷、南は大田の各区に接しています。
区としては小さいのですが、区内の中央を東急東横線が走っており、その他にも東京メトロ日比谷線や京王井の頭線などの多数の路線が乗り入れています。また路線バスも充実しており、行先に応じて電車や地下鉄、バスなどの最適な移動手段が選択できる便利なエリアです。
もともと主に住宅地として発展してきた地域であり、目黒川の桜や古くからの住宅も多いこの場所には、他の区と比べて繁華街が少なく治安が良いという魅力があります。目黒区さんままつりや自由が丘女神まつり、目黒リバーサイドフェスティバルなどの祭事も多く、開催時には近隣に住む家族連れでにぎわいます。
区内では、芝生広場にある大きなクスノキがシンボルの林試の森公園や大きなすべり台と本格的なアスレチック遊具がある不動公園も有名です。自然豊かな環境の中にある閑静な住宅街は住み心地も抜群です。また、目黒区は地盤がしっかりしているため地震に強いとも言われています。
家賃相場
家賃相場1R:10万円~、1LDK、2DK:16万円~
区役所と外国人支援
文京区役所ホームページは英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の他、多数の外国語に対応しています。区役所ホームページの右上に表示されている「Multilingual」という文字をクリックするとページが変わりますので、そのページの中段にある「簡体中文(中国語簡体字)」を選んでクリックしてください。
中国語による外国人生活相談については、以下の内容にて対応しています。
日時:月・火・水・金曜日の10:00-12:00、13:00-17:00 (電話、面談)
電話番号:03-5722-9194(中国語でOK)
場所:東京都目黒区上目黒二丁目19番15号 目黒区役所
おすすめの街はここ!
祐天寺
最寄駅は、東急東横線の祐天寺駅です。各駅停車しか止まりませんが、渋谷駅からは6分の近さです。東横線では自由が丘や中目黒、横浜方面に行けるだけでなく、副都心線にも乗り入れていますので、新宿三丁目や池袋にも乗り換え無しで行くことができます。
周辺は閑静な住宅街が広がっていますが、駅には「エトモ祐天寺」という商業施設があり、駅前には東急ストアや風情のある商店街もあって食料品や生活品の買い物には困りません。東口のメインストリート「祐天寺駅通り」には、チェーンの飲食店から個人経営のお店までが揃っており、外食するにはおすすめです。
また、中目黒や代官山、恵比寿も徒歩圏にあるので、代官山ヒルサイドテラスなどのおしゃれスポットにも気軽に利用できます。自転車があれば一層便利になるので、それだけで生活圏がぐっと広がりますよ。駅前からは目黒行きや三軒茶屋行きのバスも出ているので、電車では乗り換えが必要な場所へも便利に行くこともできます。
春には目黒川沿いに咲く桜の花がとてもきれいで、お花見には最高です。世田谷区にはなりますが、徒歩15分程度で都内有数の大規模公園である世田谷区立世田谷公園にも行けるので、のんびりしたい休日などには友達や家族連れでピクニックに行くのもいいですよ。
学芸大学
最寄駅は、東急東横線学芸大学駅です。急行停車駅でもあり、渋谷までは最短6分の近さにあります。この駅も副都心線に乗り入れている東横線なので、横浜や渋谷はもちろん、新宿三丁目や池袋にも乗り換え無しで行くことができます。ちなみに「学芸大学」という大学はかなり前に移転しているため、この駅にはありません。
駅前には東急ストアがありますが、たくさんの商店街がこの街の魅力です。おしゃれさと庶民的な親しみやすさが同居しているこの街には、チェーン店から個人店までの飲食店がたくさんあり、お洒落なカフェやレストランも点在しているのでいろいろな店を選んで外食が楽しめます。駅から徒歩10分ぐらいの場所には大規模商業施設の「イオンスタイル碑文谷」がありますので、そこで日用品のまとめ買いを済ませることもできます。
高級住宅地もあり治安も都内トップレベルによいエリアですが、商店街の物価は比較的安く、学生向けの家賃の安い住まいも混在しているので、根気よく探せば掘り出し物が見つかるかもしれません。駅周辺は昔からの住宅地のため道幅が狭く入り組んでいてわかりにくいことや、急行停車駅だけに朝晩の駅の混雑は注意が必要です。
駅の南側には碑文谷公園、東側には大きな林試の森公園があり、草花を眺めながらの散歩も気軽に楽しめます。都内有数の大規模公園である駒沢公園や世田谷公園にも近く、駅周辺は平坦なので、ぜひ自転車を買って便利に自然豊かな環境を楽しむことをおすすめします。
駒場東大前
最寄駅は、京王井の頭線の駒場東大前駅です。各駅停車のみが止まる駅ですが、渋谷駅まではわずか2分なので、歩いても渋谷に行けるぐらいの近さです。下北沢駅までも3分、吉祥寺駅へも乗り換え無しの20分程度で行くことができます。
駅東口の目の前には「東京大学駒場キャンパス」が広がっており、周辺には気軽に立ち寄れる学生向けの定食屋や、オシャレな洋菓子店など美味しくてリーズナブルなお店が軒を連ねています。緑が多い東大駒場キャンパスには学生でなくても敷地内に入ることができます。価格も安く種類も豊富な東京大学の学生食堂も、もちろん一般の人も利用することができますよ。
駅周辺には国立、都立、区立、私立の進学校がずらりと揃っており、朝晩は登下校の学生が多い街ですが、夜は静かで過ごしやすい住宅街です。駅前に大きなスーパーはありませんが、小さなスーパーやコンビニはあり、駅から少し南に行くと駒場東大前商店街に様々なお店が立ち並んでいます。土日も大学や学校が何らかの試験会場になることが多いので、朝晩の駅は曜日に関わらず混雑することが多いです。
駅近くには、目黒区立駒場公園、目黒区立駒場野公園という大きな公園があります。特に、駅前にある「駒場野公園」は桜が有名で、園内には19種類の桜が植えてあるので春のお花見にはぴったりです。
まとめ
今回は目黒区の概要とおすすめの街3選をご紹介しました。
目黒区の賃貸物件は都内の中でも比較的家賃が高く、「とにかく安い部屋に住みたい」という方にはおすすめできません。ただ、高めの家賃相場にはそれなりの理由があり、都心へのアクセスの良さと落ち着いた住環境を求める方向けには、きっと満足できるおすすめの街です。
治安のよい落ち着いた街で、おしゃれで便利に暮らしたいと考えている方は、お部屋探しをする際にはぜひ目黒区も候補の1つにしてみてくださいね!