このコーナーでは、中国人のみなさんに向けて東京23区とその周辺市の魅力を1つずつ紹介していきます。これからどこに住もうかと考えている方にはもちろん、今そこにお住まいの方々にも新しい発見があるかもしれませんよ。
では第一回となる今回は、東京で最も中国人の在住が多い(2021.4.1現在)江東区を紹介していきます。
区の概要
江東区は、東京都の東南端に位置し、西に隅田川、東に荒川、南は東京湾に面しています。
区内にはJRや都営地下鉄、東京メトロなどの10路線が乗り入れており、都バス路線も充実していて交通機関を利用した移動がとても便利です。大型商業施設やショッピングモールが多く家族連れで住み心地の良い地域がある一方、場所によっては下町の雰囲気が漂う商店街が残っており、いろいろな魅力を感じることができます。また、東京駅や皇居、浅草、東京スカイツリーなどの観光スポットや東京ディズニーリゾートも30分圏内と、東京観光にも適したエリアです。築地から移転した豊洲市場があるのも江東区です。
路線
江東区の交通アクセス(江東おでかけ情報局のリンク)
家賃相場
家賃相場1R:8万円~、1LDK、2DK:12万円~
区役所と外国人支援
江東区のホームページはこちら!
外国人相談:日常生活や仕事で困った時の相談
中国語 毎週木曜日 03-3647-2364 13時~16時 区役所2階22番窓口(広報広聴課広聴相談係)
おすすめの街はここ!
亀戸
亀戸は江東区内で最も古く市街地化された地域のひとつであり、年配の方が多く下町情緒あふれる雰囲気の街でしたが、近年は中国人や韓国人が多く住むようになり、多国籍な街に変貌してきています。また周辺の再開発も盛んです。
亀戸駅は東武亀戸線の始発駅でもあり、JR総武線に乗れば秋葉原までは10分弱で行けますし、隣の錦糸町駅で乗り換えをすれば半蔵門線が利用できるため、どこに行くにも便利です。開通時期は未定ですが、亀戸から新木場を結ぶLRT(Light Rail Transit)計画も検討されています。
商店街も充実しており、中国人のみなさんには暮らしやすい環境が整っています。特に北口にある「亀戸中央通り商店街」には中国人向けのスーパーや中華料理店がずらりと並び、リトルチャイナと呼ばれています。また2022年1月下旬には大型商業施設だったサンストリート亀戸の跡地に1000戸規模の大規模マンションが完成し、その隣に150店舗が入居する大規模商業施設がオープンする予定(名称未定)です。
南砂
南砂は区東部の中心地であり、交通が便利で大規模な住宅地と商業地のバランスが良く、特に家族向けの居住におすすめです。南砂町駅近くにある「トピレックプラザ」はイオン、ドイト、ラウンドワンなどがある大型複合ショッピングセンターであり、休日にはたくさんの人々が来場します。また駅南側にある「SUNAMO(スナモ)」はトピレックプラザより大規模で食品スーパー・家電・フィットネス・書店・飲食店など105のテナントが入居しています。
その一方で、親水公園などを始めとして緑も多く住環境もとても良好です。幼稚園や保育園、小学校、中学校などが周辺に固まっているので通学しやすいですし、区の中央図書館や順天堂高齢者医療センターなどもあります。
南砂町駅からは北側に徒歩約20分とやや遠いですが、東西670mというロングストリートに180店舗が営業する「砂町銀座商店街」があります。テレビ番組でもよく紹介されている東京を代表する激安商店街の一つです。
大島
大島周辺は北側に大きな団地があり、南側に少人数世帯向けのマンションが多い住宅街です。駅のある大通り沿いには大型スーパーのピーコックやコンビニ、薬局、飲食店が並んでいて生活には便利です。いつも地元住民でにぎわっている「中の橋商店街」や「砂町銀座商店街」も徒歩圏内です。
利用できる鉄道は都営新宿線のみですが、新宿まで乗り換えなしで25分程度で行けますし、池袋や渋谷にも乗り換え一回で30~40分でアクセスできます。またバス路線も充実していますよ。
医療機関が多いのもこの街の特徴です。駅から徒歩1分のところには、総合病院で中国語にも対応している江東病院があります。