9月1回目の「意外と知らない?東京に進出している中国の有名料理店7選!」でご紹介したお店の1つ、何鮮菇(ホーシェング)へ昼ごはんを食べに行ってきました。
漢字には馴染みがある日本人でもこのお店の名前はまったく読めません…。
ということは、そもそも日本人のお客さんをそれほど期待してないのかも…。
ちょっとドキドキしながらエレベーターのボタンを押して雑居ビルの3Fを目指しました。どんなお店や料理だったかご紹介していきます。
何鮮菇(ホーシェング)はどこにあるの?
何鮮菇が大連発祥のきのこ鍋ときのこ料理の有名店であることは以前の記事でご紹介済ですが、お店は上野御徒町交差点の近くにあるビルの3Fにあります。
電車で行く場合、最寄駅は銀座線や大江戸線の上野御徒町駅ですが、JR御徒町駅や上野駅からも徒歩でも遠くない距離にあります。
入店してみると…
エレベーターで3Fに行き、扉が開くともうお店の中です。
そこを真ん中にして右側にはテーブル席が並び、左側には扉付きの個室が並んでいるようでした。ランチタイムということもあり、左側のゾーンは電気を消しており暗くなっていました。きっと夜にお酒を飲みながらきのこ鍋を食べる時にはこちら側を使うのでしょう。
先客は3組。女性二人のお客さんが大きな声の中国語で話しています。残り2組は日本人でした。きのこはヘルシーだから日本人にも人気なのかもしれませんね。女性比率も高めでしたよ。
注文は…
ビル入口の足元にもランチメニューが置いてありましたが、今回注文するものは最初から決めていました。きのこ鍋です。
なにしろひとり用の鍋ランチ自体が珍しいですし、値段も980円(税込)とリーズナブルなので。ただ問題はその内容ではありますが…。
注文は自分のスマホでテーブルにあるQRコードを読み込み、注文サイトから行います。新型コロナの流行以降はこの形式のお店が増えてきましたね。
鍋の準備が始まります
注文を終えると、お店の人がカセットコンロときのこスープが入った鍋を持ってきてくれました。つけダレを用意してくれと言われたので、タレや調味料がたくさん並んでいるコーナーに行き、「海鮮醤にネギと青唐辛子」と「胡麻ダレにネギとパクチー」の2種類を作ってテーブルに持ち帰ります。
中国の鍋はタレの種類の豊富さが特徴ですよね。調味料と合わせれば、その組み合わせは無限にあるのでいろいろな味を試してみることができるんです。
戻ってくると、鍋の具材が運ばれてきました!野菜や豆腐の他にしっかりお肉もありました。ランチの鍋セットにしては十分な内容でしょう?鍋の締めにはごはんか麺が選べるので、私は麺を選びました。テーブルの上が彩りよくにぎやかになりましたね!
まずはきのこスープから…
テーブルにある「きのこ鍋の召し上がり方」を見ながら、手順通りに進めます。
あらかじめ鍋には「28種のきのこスープ」が入ってくるので、熱くなってきたらまずはそのスープをいただきます。
「おーっ、うまい!」。確かにきのこの複雑なうま味は感じますが、”28種類”と言われても、どんなきのこからのスープなのかはさっぱりわかりません。続いて具材から、しいたけ・えのきのきのこ類を投入。
前よりも少ししいたけの味を強く感じるスープを飲んで、野菜ととうふを一気に投入します。
海鮮醤、おいしいですね!日本食ではあまり馴染みがありませんが、何が入っているんでしょう?ごはんにかけるだけでもおいしそうです。
次に豚肉の薄切りをしゃぶしゃぶにして食べてみます。海鮮醤もうまい、ごまダレもうまい!この2種類のタレにして大正解でした。
鍋の締めは2種類の麺!
ランチに鍋料理を食べられる幸せを感じながらゆっくり食べ進めてきましたが、いよいよ締めになりました。締めは2種類の麺です。
黄色い方は中華麺、緑の方はクロレラを練りこんだ麺です。麺の量も多すぎず少なすぎずのちょうどいいボリュームですし、2種類あるのもうれしいです。
鍋用のタレが少なくなってきたので、そこにきのこスープを足して麺が茹で上がるのを待ちます。麺はすぐに食べごろになるので、さっそく海鮮醤きのこスープで食べてみます。
「ん~、これもうまい!」。海鮮醤きのこスープは大当たりでした。正直なところ、黄色の麺と緑の麺の味の違いはよくわかりませんでしたが、とても満足できるランチになりました。
きのこの効果は?
ところできのこって、どう体にいいのでしょう?知りたいですよね?
まず、きのこが低カロリーであることはご存じだと思いますが、食物繊維が豊富なので腸内環境の改善に効果があります。腸を刺激して便通を促す効果もあるので、便秘の予防・改善につながります。
また、食事の最初にきのこを食べると水に溶けにくい食物繊維が腸壁にバリアを作り、糖質の吸収を穏やかにして急激な血糖値の上昇を防ぎます。今回の鍋の手順で最初にきのこを茹でて食べたのにもちゃんとした理由があったのです。
今回の鍋の具材にあったしいたけには、コレステロール値を下げる「エリタデニン」とアトピー性皮膚炎の改善効果が期待できる「レンチナン」というしいたけ特有の栄養成分が含まれています。えのきには、免疫力アップや脂質代謝改善効果が期待できます。
まとめ
きのこ鍋ランチは平日限定メニューですが、税込980円でこの内容なら自信をもっておすすめできます。
何といってもヘルシーなきのこと野菜が中心の鍋なので、女性もカロリーを気にすることなく食事できるところがいいですね。
ただ残念なのは、せっかくのきのこ専門店なのに、ランチの鍋で食べられるのはよくしっているしいたけとえのきだということです。ランチメニューには「山伏茸鍋」(税込1,480円)というメニューもありますので、珍しいきのこが食べたい方はそちらを注文してみてください。
これからますます寒くなるので、温かい鍋料理が食べたくなったら是非一度、何鮮菇に行ってみてくださいね。
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