さて前回の「冷蔵庫を選ぶポイント8選!」は参考になりましたか?冷蔵庫に引き続き、今回は「ひとり暮らしにピッタリの洗濯機を選ぶポイント」についてご紹介していきます。
洗濯機も大型家電の1つなので、部屋の大きさに合うサイズであることはもちろん重要なのですが、それ以外にも意外と気づいていないポイントがたくさんあるんです。
いったん購入して設置したら、そう簡単には買い替えできないものなので、購入時には自分の生活に合ったものを、できるだけ慎重に選びたいものですよね。
ではさっそく「洗濯機」について、どんなことに注意しながら選んでいったらいいのか説明していきますよ。
Contents
縦型とドラム式、どっちがいいの?
選ぶポイントの解説の前に、まず大きな問題を片づけておきます。
この選択、ここでは縦型を選びます。
1回の洗濯で使う水の量はドラム式の方が少なく、乾燥機能なども充実していることが多いのですが、何より縦型の方が価格が安く、設置スペースもコンパクトになるのでひとり暮らしには縦型がおすすめです。
洗濯機を選ぶポイント7選
部屋に搬入できるサイズかどうか
せっかく気に入った洗濯機を購入しても、自分の部屋に運び込めなければ設置できません。集合住宅の場合は、共用の入口から自分の部屋の設置場所まで洗濯機が搬入できるかどうかを事前に確認しておきましょう。
まず、搬入経路の通路幅が「洗濯機の横幅+5~6cm」程度は必要です。また、階段の折り返し部分が狭くて急な場合には、荷物を抱えたまま曲がれない場合もありますので注意しましょう。
また、入口や通路の横幅がOKだったとしても、ドアノブが邪魔で間口が十分に開かない場合もあります。
必要な容量を満たしているか
かなりまめな人でも、ひとり暮らしでは毎日洗濯する人は少ないと思います。
数日分の洗濯物をまとめて洗うとなると、結局はある程度の容量が必要になります。
例えば、3~4日分をまとめて洗うのなら、6kgぐらいの容量はほしいところです。きれいに汚れを落とすためにも、容量一杯でなく、8割ぐらいの容量で洗濯することをおすすめしますので、多少大きめの方がいいでしょう。
防水パンに収まるか
まれに屋外やベランダに洗濯機を設置する場合もありますが、ほとんどの賃貸住宅には室内に防水パン(洗濯パン)という洗濯機からの水漏れを防ぐために設置された樹脂製の土台がついています。
洗濯機を設置した場合、この土台の内側に洗濯機が収まるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
洗濯機の高さが蛇口にあたらないか
洗濯機の上部にも注意が必要です。
蛇口の位置が低すぎたり洗濯機の高さが高いと、洗濯機の上部と蛇口がぶつかってしまい、蛇口から給水できなくなる可能性があります。
洗濯機本体の高さから蛇口までは、10cm程度あれば十分ですが、縦型洗濯機の場合、ふたを開けた時に蛇口が邪魔にならないかどうかも確かめておきましょう。
静音性は十分か
マンションやアパートでは、上下左右の部屋から聞こえる騒音や振動を気にする人も多いです。ひとり暮らしでは、夜帰宅してからしか洗濯できない場合が多いので、できるだけ静穏性の高いものを選ぶ方が無難です。
目安としては、40db前後のものをおすすめします。40dBは、図書館の館内や昼間の静かな住宅地と同程度の騒音レベルです。
洗濯時よりも脱水・乾燥時の方が騒音レベルが高いので、チェックする時は「脱水・乾燥時の運転音」の大きさを確認してください。
配送・設置費用は必要か
キャンペーンで無料になることもありますが、通常、洗濯機のような大型家電は、本体代金の他に配送料や設置料がかかります。
購入時は本体代金だけでなく、トータルの費用で比較して決めましょう。新生活を始める人が多くなる2~3月には、冷蔵庫などの他の大型家電とセットで買うと配送料や設置料が無料になる場合も多いので、この期間に購入するのもおすすめです。
お手入れは簡単か
ひとり暮らしでは、洗濯機のお手入れをまめに行う人は少ないですよね。
ただ、「糸くずフィルター」などの手入れを定期的に行わないと、洗濯性能が落ちるだけでなく、故障の原因にもなりかねません。
中には「洗濯機って、お手入れが必要なの?」と驚く人もいるとは思いますが、フィルターの着脱やごみ捨てが簡単にできるものを選んでおけば、洗濯が終わるたびにフィルターのごみ捨てを行う習慣が身につくかもしれません。
便利な機能があればなおGood!
乾燥機能
縦型洗濯機にも、機種によっては乾燥機能がついている場合があります。
梅雨の時期などにはあるとありがたい機能ですが、この仕組みでは完全に衣類を乾燥させることはできず、あくまでも洗濯物が乾きやすい状態にするための補助機能と考えてください。
また、この乾燥機能が使える洗濯物の量は、一般的に洗濯容量の半分程度となっていますので、洗濯が終わったたくさんのものをそっくりそのまま乾燥できる訳ではありません。
自動槽洗浄機能
長く使っていると、洗濯槽の内部に汚れや洗剤のカスが溜まってきます。
雑菌を繁殖させないためにも、市販の洗濯槽洗浄剤を使って定期的に掃除をする必要がありますが、自動槽洗浄機能があると洗濯が終わるたびに自動で洗濯槽を洗浄して清潔を保ってくれます。
何もしなくても、いつも汚れやにおいを気にせず洗濯できるのは楽ですよ。
まとめ
今回は、ひとり暮らしに必要な家電の中から「洗濯機を選ぶ時のポイント」について説明しました。
ひとり暮らしを始める時には何かとお金がかかるので、とにかく安いものを選んでしまいがちですが、特に大型家電は一度購入すると簡単には買い替えできません。
今回説明した「注意すべきポイント」をしっかり検討して自分の生活スタイルに合った洗濯機を選びましょう!
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